バスルームアクセサリーのスペシャリストであるコイコは、創業以来、常に製品の幅を広げ、現在ではマーケットリーダーの地位を確立。洗練されたデザイン、一貫したコンセプト、緻密な職人技、完璧な機能性、そして最高の耐久性により、多くの国で愛好者を増やしています。

コイコの製品はドイツで開発、製造され、世界中に輸出されています。工場は本社のあるヘーマーのほか、ギュータースロー、ビュンデにあり、国内工場のノウハウを活かし、高い技術力を持つ職人が、品質を重視した製造を行っています。また、すべての製品に厳格な品質基準が設けられ、その管理のもと製造されています。

最適解を備えた製品をつくるため、テクノロジーを活用した製造方法と手作業を組み合わせているのも特長。特に、アクセサリーのクロム仕上げは、最新の電気めっき設備で製造されており、なめらかな表面をつくり、長期にわたる使用を可能にします。一方、随所で手作業を加えることで機械ではなしえないユニークな形状を実現しています。

機能面とデザインを両立するコイコ社は、70年代にはルイージ･コラーニと協業して、ビレロイボッホ、グローエと共同で開発されたバスルームのアクセサリー、照明、ミラーを製造しました。他にも、マティオ・トゥーン、クリストフ・インゲンホーフェン、ライナー・モール、ドミニク・テセローなど、著名なデザイナーを筆頭に積極的にコラボレーション。レッド･ドット賞など国際的に権威あるデザイン賞を多数受賞しています。

1953年にコイコ社の前身の会社が創業。当時わずか6人の従業員でバスルームアクセサリーの製造を開始したことから、同社の歴史は始まりました。

業績は順調に伸長し、1960年に最初の自社工場を設立。翌年には、はじめてシリーズ展開した「DELUXE」を発表し、バスルームアクセサリーメーカーとしての知名度と基盤を固めていきました。

1963年、ベルギーに輸出を開始。これをきっかけに国際化をすすめます。その後、世界で最も成功したアクセサリーシリーズである「ELEGANCE」シリーズを発売。当シリーズで累計4,000万もの製品を売り上げました。1975年にはルイージ・コラーニとコラボレーションし、コイコのアクセサリー、照明、ミラーを使用して、ドイツで最初の革新的なバスルームデザイン「コラーニ･バスルーム」を発表し、多くの支持を得ました。 「KEUCO」が社名となったのは1984年。その後もバスルームファニチャーなどの新規分野への参入、水まわりに携わる企業の買収を重ね、製品のアイテム範囲を広げていった同社。躍進は留まることを知らず、世界中で高く評価されるようになりました。 21世紀にはいると本社があるドイツのヘーマーに、デザインフォーラム、テクノロジーフォーラムがオープン。特にテクノロジーフォーラムでは「試してみる･自分でやる･体験する」をモットーに、コイコ製品に関連するさまざまなトピックを掘り下げて学習する場所と機会を提供しています。