セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。
富士市 富士の住宅
LEVEL Architects
2012/05/07
計画地は、敷地・法面・公園まで含めた特徴的な北方向の断面形状を生かすために、全体ボリュームの断面を外部環境との関係性から導き出すこととし、南北に傾きをもつ空間構成を提案することになった。
1Fに趣味室、和室、主寝室を配置し、2Fは水まわり、LDK、プライベートなテラス、インナーテラス、3Fには富士山の見えるテラスと予備室を配置した。
内部空間は、南北の壁を傾けたことで、リビングに広がりを作り、2Fのテラスには南からの光が北側テラスから回り込むようになっている。また、リビングは施主の床座の生活の希望により畳敷きとし、柔らかい空間となっている。
北面は公園からの視線を遮る為に、木ルーバーを配置し、南面は軒を作り直射日光を遮っている。また、木ルーバーにより、RCの無機質になりがちなファサードを柔らかい印象に変えている。
富士に住む施主夫婦には、富士山は日常化された風景となっており、改めて見ることもなかったようだが、3Fに富士山を望めるテラスを作ったことによって竣工後、施主から、富士山のある風景の美しさを再認識したと伝えられ、うれしく感じた。
新築
戸建
浴室
シンプル
千葉県 ダブルコートハウス
濱田建築研究室
2012/02/01
敷地は海からほど近い、古くから住宅地とされていた場所で、旧家が多く立ち並ぶ。
建築主は古くからのコミニュィティが成立する住宅地でもプライバシーが確保されるフラットな空間(平屋)と、多く所有するミッドセンチュリーの家具が似合う空間を希望。
平屋で採光と通風、各空間の連続性を持たせるため、リビングの延長でオープンに使えるセンターコートと、プライバシーを保つセカンドコートの2つの庭(ダブルコート)を組込むことで、平屋でも明るく風通しの良い空間とプライバシーを確保する。
コストとデザイン上、内部壁をコンクリート打放し仕上とする為、外断熱で外部の温度をコンクリートが受けにくいよう設計。
意匠性を持たせつつ採光と通風に配慮し、コンクリートを蓄熱体とした、夏涼しく冬暖かい室内環境を考えた住宅として設計している。
バスルームや水まわりでは、ミニマムな住宅のデザインのなかでアクセントとなるようデザイン性と機能性を兼ね備えた製品を選定した。
新築
戸建
洗面
浴室
シンプル
小平市 M-プロジェクト
ミズタニデザインスタジオ
2011/11/01
場所は駅から徒歩2分、目抜き通り沿いで築30年のマンションの2階。
中廊下を挟んで向かい合った2室(47㎡+37㎡=84㎡)をフルリノベーションしたプラン。
元々学習塾等で使用されていた事務所空間を「スタジオ+ハウス」に一新。
「シンプルな行動・住まい方のできる」空間を実現するために、細部にわたり2人の為のライフスタイルを検証した。
ここでは曖昧な空間を作らず、住まうために必要な空間を整理し、家具・装置・道具のひとつひとつに至るまで、「もの・こと」の居場所を設定し割り当てることで、「特別に意識すること無く仕事・家事・休息といった行動がとれないか?」という思考で計画を行っている。
普段快適性を考える上では、ロケーションや素材感などを強く意識しがちではあるが、「快適と言う感覚」は意外とこういったことの中に隠れているように思う。
撮影:上田 克郎、柴田 茂穂
リフォーム
マンション
洗面
浴室
キッチン
ナチュラル
シンプル
文京区 重箱ハウス
有限会社 デザインオフィスオポジッション
2011/09/01
文教地域で知られる文京区に建設した4人家族のための都心の事務所併用住宅。3方向が建物に囲まれた長方形の敷地に、地下1階、地上4階建てのコンクリートの箱を積層して、都心に立体的に住まう「生活空間」を実現したプロジェクトである。
その中で考えられた敷地に対する最も重要な解決策は、長方形の敷地から「光と風の通り道」をくり抜いて、いかに平面計画を成立させるかにあった。
法的な規制との関係を考えて、平面的には、「生活の箱」を積み上げることで、プライベートとパブリックな関係を上下に繋ぐことができた。
言わば、用途の異なる箱を積み上げる「重箱システム」で、要求されたボリュームを限られた敷地内に納めることが可能になった。
施主がこの建物に望んだことは、本物で空間を構成することであった。飾りものではなく、本質的に必要とされるもので、建物を作ることである。
フランクロイドライトの建築に興味を持たれていたので、建物のファサードには重厚感のあるレンガとコンクリートを使い、水平と垂直のラインを主体に構成していった。インテリアの金具の細部まで、そのスペースに合った物を選ぶという点でも一貫していた。
このプロジェクトの洗面室にセラトレーディングの商品が採用されたのも、施主が持つ細部へのこだわりである。
日々の生活を如何に快適に、美しいフォルムの中で暮らせるかに尽きる。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
シンプル
逗子市 山の根の住宅
アーキグラフデザイン
2011/08/01
敷地は、神奈川県逗子市の緑が多い、のどかな場所に位置している。 クライアントは夫婦と3歳の子供の3人家族+ネコ一匹で、近所に住んでいたところ、中古で売りに出ている当物件とめぐり合ったという。
もともとは、築20年の鉄骨造の建物で、住宅ではなく事務所として使われていた。
設計にあたっては、1Fの事務所機能はそのままに、2Fを住居にすることとした。そして、それぞれの動線が干渉せず、かつセキュリティー上も分離されるように配慮している。
建物は長方形のシンプルな形状なので各室の区割りを慎重に面積配分して、狭すぎず大きすぎず程よいプランにした。
子供がまだ小さいとのことで、特に別部屋を用意するわけではなく、将来さらにリフォームできる余地も残している。
一番のポイントはリビング、ダイニング、キッチンである。広く見せるための一体感を求め、キッチンは完全にオープンとした。
さらに、新たに設置したバルコニーを介して、外に見える緑と連続的に見えるように設計している。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
ナチュラル
シンプル
大阪市 Five-layer
大和ハウス工業株式会社
2011/07/01
大阪都心の閑静な住宅街に建つ5層の住まい。
前面の樹々を借景に家族の絆を大切に、家族の気配を感じる住まいを目指した。
設計にあたっては、施主の想いをカタチにするだけでなく、面と面のつながりを意識し、
「隅とフチ」を整える事に注力した。
間取りは、1Fからエントランスとガレージ、パブリックスペース、水まわり、プライベートスペース、5Fのゲストルームまでをシンプルに各フロアーで構成。
ガラスで囲まれた階段室でつながりを持たせている。
階段室からの自然光は、四季・朝・夕で刻々と空間に変化をもたらしてくれる。
水平窓からの景色は、都心にいながら四季を感じさせてくれる。
インテリアは、さまざまな素材をシーンごとにコーディネート。
住まいの豊かさ、美しさを追求した空間に仕上がった。
多くの時間を施主と共有して実現した“建築”である。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
アーバン
世田谷区 K邸
桃山建設株式会社
2011/06/06
世田谷に白い箱のように建つK邸。
サヴォア邸がお好きだという施主の希望により、計画当初から外観は白い箱のように、と決まっていた。サヴォア邸を思わせる要素は、螺旋階段、屋上庭園を設けたことからも感じられる。しかし、内装は外観とは変わってクラシカルな欧州風が理想とわかり、ロートアイアンや装飾柱を意匠に取り入れた。
結果、現代的な外観に対しクラシカルな内装という2面性を持つ邸宅となり、この家の大きなコンセプトになった。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
エレガンス
品川区 S-PROJECT
前田紀貞アトリエ一級建築士事務所
2011/05/09
東京都品川区に建つ集合住宅のリフォーム。
当初の閉鎖的な「3LDK」の間仕切り壁をすべて撤去し、外部の「コンクリート壁」のみを残し デザインをスタートさせた。
まずは、「コンクリート壁」に沿う様にして その内側に一筆書きの「リボン」の様にうねる新しい間仕切り壁を設置、それによって囲われたoneroom空間を作る。
「リボン」の内側に、柔らかな境界によって諸室が生まれてくる。
尚、「リボン」は所々その素材が変えられることで、空間に変化を与える“装置”となる。
例えば
「パンチングメタル+偏光シート」=光のあやを作り出す
「丸モザイクタイル」=角度によって移ろう表情
「ステンレス」=風景を反射し 奥行きを与える
といったように「リボン」は空間に多様な風景を作り出す。
ここには時と共に変化し続ける風景の中、日々新しい世界の発見がある。
リフォーム
マンション
洗面
浴室
キッチン
トイレ
シンプル
アーバン
横浜市 S邸
タマイアトリエ一級建築士事務所
2011/01/31
横浜特有の斜面地に立つS邸は、前面に視界を遮るものがない。
至福の空に出会える場所を想像すれば、手のかかる傾斜地の計画も、いとおしいものになった。
そして、今、斜面に張り出した天空のデッキに立てば遠くを見晴るかす。 朝、日中、夕刻、そして夜景へと刻々と変化する空、対岸の風景――全てはこの風景を手に入れるための住まい。
別荘のようでもあり、ゲストハウスのようでもある。
日常を暮らす住まいであるが、特別な場所を目指した。
2階に設けられた浴室はまさに至福の時間に出会える空間となった。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
シンプル
京都市 S邸
コトリ設計事務所
2010/11/30
京都特有の隣家が密集した地域。そこに建つ倉庫を住宅としてリノベーションした物件である。
リノベーション前の倉庫は、壁面から外光を得られず、特に1階に外光が届かない建物であったため、自然光を取り入れ光あふれる空間にすることは、住宅として使用するために必要不可欠なポイントであった。
そこでリノベーションに際しては、天井より外光を確保できるトップライトの他、下階にも光が行き渡る吹き抜けを設け、ふんだんに光が入る空間を目指した。白と天然木を基調とした内装の効果もあり、室内に入った光をより広がりのあるものにさせている。
また、坪庭とつながる水まわりをつくり、この地域にありながらも開放的なバスルームを実現。洗面と浴室をつなげることで風通しのよい、よりひろびろとした水まわりとなった。
リノベーション前は暗く倉庫であったが、今回のリノベーションにより、光あふれ、天然木のあたたかなぬくもりを感じられる住宅として生まれ変わったと思っている。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
ナチュラル
鎌倉市 鎌倉の二世帯住宅
宇賀亮介建築設計事務所
2010/10/29
敷地は1970年に開発された雛壇造成の住宅地。
要求された設計条件は、母親(1人)+子世帯(3人)+アトリエのための建物であった。
住宅で最も大切な要素は、室内外共に「広い」ことだと考える。
とはいえ、敷地の大きさは限られているため「広く感じられること」を目指すことになる。
それには、長い距離を見通せる空間を確保することが重要であり、今回の物件では、最も距離が確保されるように建物を敷地の対角線上に配置した。
この対角線配置によって、
① 全ての居室が庭と南に面した配置となる。
② 雛壇造成の高低差を利用した地階のアトリエが直接道路に面した配置となり、独立したスペースとして成立した。
③ 駐車場から敷地最奥まで、パースペクティブ(遠近法)な景観を持った広がりのある庭空間が実現した。
また施主の要望により子世帯スペースにはエアコンがない。したがって通風を確保するために、子世帯スペース全てを吹抜けを持った1室空間のプランとしている。
人の生活と物を収容しながら、ベタベタせず毅然とし、しかし何処か優しく大きく包んでくれる住宅が住み手にとって心地がよい家と考える。結果的にそれは「納屋」のような家になった。
新築
戸建
洗面
浴室
ナチュラル
金沢市 加賀麸司 宮田
松島健建築設計事務所
2010/10/25
古都・金沢の中でも、歴史的街並みが残る浅野川の流域。その一角に建てた、金沢で古くより食される‘加賀麸’の販売を行う店舗と、クライアントが住まう住居である。
歴史が残る街並みや、浅野川の景観という周囲の環境と調和させながら、いかに創業明治8年の老舗の本店にふさわしい「佇まい」を表現するかが、この建築のポイントとなった。
その実現のために出したキーワードは「無為」。
金沢伝統の職住一体となった町家を範とし、あくまでその既にある形式にしたがって、余計な表現はしない。そのうえで、材料と技術は現代のものを使用し、「いわゆる‘和風’ではなく、‘和の精神’を持った現代の表現としたい」というクライアントの要望にも応えるかたちとなった。
住居においては、浅野川の景観を室内に生かすつくりとした。
川に面した部屋や浴室は勿論、中庭に面した窓など他の部屋でも移ろう四季折々の風情を楽しむことができる。
加賀で愛される「麸」という食材の持つ優しさや正直さを、浅野川の流れとともに感じられる建築である。
新築
戸建
商業施設
浴室
キッチン
トイレ
シンプル