CASE STUDY 納品事例

セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。

174件

東京都 KA HOUSE

建築設計事務所 バケラッタ

2010/09/30

都心の閑静な住宅街に建つ、40代夫婦と小さな子どものための住宅である。 「生活感を出さず、きれいに暮らしたい」という要望が施主よりあげられ、全ての要素をひとつひとつ相談しながら設計を行った。 まず、コンクリートと面一の大きなガラスからなる正面の無機質な外観が目をひく。 その内側には一定のスペースをとり、その奥に改めて別の窓や壁を設けた。それにより、外部に伝わる生活感を抑えることができる他、部屋の内部の様子が外からわかりにくくなり、防犯やプライバシーの面で効果を発揮している。 他にも同様に内側に別の壁やガラスが設けられている面があり、外からは守られながらも、同時に内まで光や風が入る開放的なスペースを持つ住宅が実現した。 施主が気にする「生活感」が最も出やすいのはリビングである。 ここでは、家族が毎日使用する「ファミリーリビングダイニング」とは別に、来客時に使用する「ゲスト用リビングダイニング」を設け、来客に対して露呈する日常感を払拭した。 全ての生活感を排除するのではなく、見せ方の工夫や使い分けをすることで、美しく暮らしながら生活できる空間を作り出している。 この住宅のその他の特徴は、「メイン浴室」「子供用バスルーム」「トレーニングルーム横バスルーム」の3つのバスルームが設けられた水まわりである。 施主のライフスタイルはシャワーの使用が主ということであったが、リラックスする時間も必要であると考え、「メイン浴室」にはシャワーブースの他にバスタブも配置した。 その横の洗面キャビネットは、床から浮いたようなフローティングスタイルをとっており、約4mの大理石の天板を使用しながらも、空間に軽やかさを出している。

新築

戸建

洗面

浴室

トイレ

アーバン

港区 AZABU SKY

TATO DESIGN 株式会社

2010/08/31

港区南麻布に佇む5階建てマンションの3-4階部分の改修。
メゾネット下階は、天然木のナチュラルな素材感と、上質なブラウンカーペットの優しい感触から女性的な印象を受ける。
フローリング張りの床、同色の突板貼りの壁のトンネル(階段)を登り、メゾネットの上階に上がると、ラフに仕上げられた無骨なコンクリートの床が広がり、一転して男性的な強い印象の空間となる。

本物件はSOHO又は事務所利用を想定した賃貸マンションである為、入居者を限定する華美な設備・仕上材は避け、比較的ベーシックなものを使用した。
その中で空間における素材・色の配置・量をバランスコントロールし、メリハリの効いた空間を実現している。

また、事務所利用を想定している為、作業スペースを如何に大きく感じさせるかが重要であった。
そこで水まわり空間を極力省スペースにする目的から、オープンキッチンを採用した。
賃貸物件の場合、多くは施工時に入居者は決定していない。
そこでポイントとなるのは、入居者にインパクトと想像力を与える事とデザインしすぎない事である。
本物件は7割を完璧にデザインし、入居者に3割の想像の余地を残す事を心掛けた。

リフォーム

マンション

キッチン

トイレ

シンプル

鎌倉市 森を臨む家

株式会社 加賀妻工務店

2010/07/01

東と北面を森に囲まれた静かな環境に建つ鎌倉の住まいである。森を生かしたモダンな住宅が求められ、設計にあたっては、森と住まいとの距離感について考えた。まず、森を切り取るような開口をつくり、この開口を背景に吹き抜けと階段の動線空間を設けた。これにより、日常的な階段の上下の動線に森の様子をうかがうような楽しみを加えられたと思う。1階は擁壁がみえるので、森側にご主人の趣味であるカメラの暗室や壁一面の造作家具とした。2階は洗面や寝室を森側に配置し、目覚めから森林浴ができるようなプランとした。森を背景にした環境で、常に森と語り合える良い距離感の住まいが生まれたと思っている。

新築

戸建

洗面

キッチン

シンプル

渋谷区 S邸

伊佐ホームズ株式会社

2010/06/11

1980年代に建てられたRC3階建の全面改装。 お施主様が一番気に掛けていたことは、『環境』のことであった。 温暖化に加担したくないという、その思いを叶えるため、以下のような様々なしかけを施して、消費エネルギーのセーブを実現している。 ・スケルトンにしてからノンフロンの断熱材充填 ・窓に遮熱断熱防犯フィルムを貼る ・屋上には断熱塗料を塗布 ・太陽光パネルや雨水利用の取り入れ 外壁は色を変えたいということで、タイルの貼りかえも可能であったが、最終的にコンセプトを重視し、既存タイルの上に左官材を塗布した。 既存タイルの目地が浮き出て、想像以上に良いテクスチャーを出すことができ、建物の経てきた時間を生かしたリノベーションが完成したと思っている。

リフォーム

戸建

洗面

浴室

キッチン

トイレ

ナチュラル

長岡市 hinata house

高田建築事務所

2010/05/31

「一日中無駄なく光を取り込める家」をコンセプトに設計をスタートさせたが、単純に外部に向かって大開口を取るにはいくつかの課題があった。 敷地が長岡市の中心部であり、Y字型に2面道路に挟まれたかたちであったこと、またその南西側に高層マンションが建っていたことである。 それらの課題を克服するため、敷地に余裕があったのを幸いに、いくつかの中庭を設けることとした。 中庭はLDKを挟む形で配置し、最も日当たりのよい南西に大開口が向くように設計。 また、2層のボリュームを高層マンションの目線が切れる程度に想定し、プライバシーを確保した。 結果、プライバシーを守りつつ、光を存分に取り込める形の家を実現することができた。

新築

戸建

洗面

浴室

キッチン

トイレ

シンプル

アーバン

柏市 pisopiso

architects atelier ryo abe

2010/05/31

密集した住宅街に建つ若い夫婦と幼い兄妹のための住宅である。プライバシーを確保しつつ精神的な開放感を獲得すること、趣味を飾るための大小様々な棚を作ること、光と風を取り入れることが施主の要望として挙げられた。そこで、1階ホールは「庭」と感じられるがらんどうのような空間にし、そのまわりに生活のためのフロアーを螺旋状に配置した。ホールの壁の棚は趣味を展示する小さなギャラリーであり、家族の成長と共に棚は増え、ギャラリーの中が刻々と変化することで、生活風景にも変化が生じる。また、各フロアーを仕切る壁は迫り出すように傾いていて、その間をすり抜けるように階段を昇り降りすると、日常風景に動きが感じられる。そして、四隅には窓から差し込む自然光が朝、昼、夕と空間の表情を刻々と変化させている。家中に仕掛けられたたくさんの変化と動きが、「部屋」「家」「建築」という領域の感覚を曖昧にしながら、心の中に新鮮さと開放感を作り出すものと思っている。

新築

戸建

洗面

浴室

キッチン

トイレ

ナチュラル

渋谷区 Sakura flat

株式会社 若松均建築設計事務所

2010/04/28

場所は築35年ほどの5階建て雑居ビルの最上階。
他の階ではオフィスや住戸が各階4戸入る平面に、共用廊下も含むワンフロアすべての改修である。
テラスも含めると180m²もあるワンルームとなる。

住む場所としてのスケール、プロポーションを脱した空間と柱梁の構造体——この「少しばかりの非日常」に対して、それらに現実的な扉、収納家具、棚などの具体的な機能や日常の「もの」、そして建築の部位も同じように扱い、それらを点在させる。
既存の未完成感や肌理の粗さ、古さに、引き寄せられた「もの」が拡散している状態。
家事や仕事、休息など住む行為は、それぞれが身体的で小さな場所での出来事だが、ふと目を移すと急に世界が変化する。
日常と非日常とが同居していながら、日々の暮らしで切り替わりが繰り返される。

この段階でできたそうしたラフな状況に住み始め、住みながら日用品や雑多な「もの」を足していったり、変えてみたりする行為が全体で建築として成り立つと、生活がとても自由なものになるのではないかと感じている。

リフォーム

マンション

洗面

浴室

ヴィンテージ

須賀川市 KKC 【路地のある家】

no.555一級建築士事務所

2010/02/26

敷地は、隆起を繰り返す自然の形態が残る森林に囲まれた住宅地である。両親が住むこの土地に、若い夫婦が敷地を分け合うように住むこととなった。敷地の奥にある母屋には良く管理された庭があり、その庭をできる限りいじめずに、更に等価の外部空間を建物に取り込むことで、新築によって削られる「幼い頃の庭の思い出」を修復しようと考えた。 建物は地面から浮かし、フットプリントを極小とすることで、庭として復旧させている。平面的に個室棟とリビング棟に分節された建物の中央には、路地を配置し、母屋側へ一筆書きにつながっていく。 その中央の路地(センターアレイ)は、施主が子供の頃に走り回った周囲の記憶を呼び起こすよう不規則な隆起をし、路地という存在にとどまらず、母屋との関係・建物の有効な余白といった大きな役割を担っている。2棟に分節された建物は、個室棟をあえて道路に面して設け、高さを抑え、リビング棟へ光を届けている。外部に閉鎖的に処理された個室棟とリビング棟は、センターアレイ側に開くことでオープンな奥行きのある空間を確保できている。ある1つの土地に新たな世帯が参加するにあたって、既存の庭を中心とした良い距離感・関係性が保てることを願っている。

新築

戸建

洗面

浴室

キッチン

アーバン

港区 m house

REPRO(渡辺建設株式会社 リフォーム事業部)

2009/12/25

数年前にこの部屋にはいった瞬間、窓から見える緑に一目惚れし、その緑を借景とした『和風住宅を造りたい』という思いから計画がスタート。

都心にあるマンションの1室とは思えない、本格的な数寄屋住宅が完成した。

元の間取りは、一般的な3LDK+Sという間取り。マンションであるがゆえの制約をクリアーしながら、間取りを一新した。

メインである広間を中心に配置し、第2のメインの小間(茶室)、寝室、エントランスホール、カウンターを備え付けた料亭さながらのキッチンスペース、ウォークインクローゼット、トイレ2か所、浴室の間取りとなっている。

広間は開放感を保つため中間に柱を設けず、5m50cmの長押を特注で造作し、間接照明をその長押へ仕込んだ。開口部も大きく、外の緑が入り込みとても気持ちの良い空間となっている。キッチンカウンターは和の風合いに調和するよう、ミズメの拭き漆塗りで仕上げた。

広間と併設する小間は、室内であるにも関わらず、露地を計画した。広間と小間の空間を区切る役割とともに、俗世間から別世界への境界線としての役割も担う。ほの暗さの光りの演出をするため、明るさは低めに設定し、光源が直接見えないよう煤竹と和紙をあしらった特注照明となっている。

エントランスには、R形状にした壁に紅朱の漆塗り和紙を貼り、月をイメージした障子を正面に造作。非日常的な空間を醸し出している。

材に至っては、戦前から銘木店で保管されていた吉野の面皮杉、天然の絞り丸太や薩摩杉などの銘木の数々、木曽の拭き漆のミズメカウンター、京都の襖や障子、滋賀の竹、備後の畳表などと一流と言われる産地の材を随所に採用した。施主自らが各産地へ足を運び決定するほど、材の選定にはこだわりぬいた。

施主の数寄屋への大きな夢、素材や細部に至るまでのこだわりを現実のものへとする想いと、設計と施工に関わる全ての人々が、それぞれの力を100%発揮して完成した住宅である。

リフォーム

マンション

トイレ

和モダン

鎌倉市 極楽寺の家

向山建築設計事務所

2009/11/30

海まで歩ける距離でありながら山深い、鎌倉ならではの環境。南側隣地の庭には桜が咲く絶好の敷地である。狭小な住宅でありながらも周辺の環境をとり込むように、木の窓の位置と大きさを丁寧に配置した。緑と広い空など、豊かな環境を普段の生活の中でたっぷり味わえる住まいを実現させた。

新築

戸建

洗面

浴室

キッチン

トイレ

ナチュラル

シンプル

横浜市 SHUHALLY

MINIMA

2009/11/30

若い茶人のための茶室である。

茶道の根本とは、自然体のままで季節感を大切にし、「もてなし」と「しつらえ」を基本とした生活文化にある。四季を感じられる日本の気候風土に根ざした伝統文化であり、「衣食住」「立居振舞」を学ぶことができる文化でありながら、敷居が高いと思われがちな「茶」の文化を若い世代にも触れてもらいたいと始めたのが、『SHUHALLY』というプロジェクトである。

プロジェクトのコンセプトである『SHUHALLY』とは、千利休が茶道の心得として説いたといわれる「守・破・離」に由来する。基本を守り、創意工夫を加え、独自のスタイルを確立するという、物事を習得する過程での精神である。 「茶」の文化を通して、日本の生活文化を見直し、現代のライフスタイルに合わせた再生・提案をしていくことが『SHUHALLY』の目的であり、そのひとつのかたちがこの茶室、『文彩庵』である。

場所は、横浜市・関内。駅徒歩3分という都市の喧噪の中に存在するオフィス住居併用ビルの5階にある。また、この茶室の区画はもともと賃貸住宅として計画されていたため、階高が低く、大きなコンクリートの梁型をもつスケルトンであった。その環境の中に、既存の構造体に影響されない自由な空間を創り出すこと、そして「市中の山居」と呼ばれる茶室の静寂さを生み出すことが求められた。

玄関から続く各部屋は、玄関の壁面から連続する一繋がりの天井をもつ空間であり、必要に応じて建具で仕切る構成とした。外部空間の要素を室内に取り入れることを意図して、素材は「竹」とした。その結果、連続する天井面とそこから漏れる光により、竹林のような静けさと伸びやかな空間となっている。

広間、小間と呼ばれる2つの間は、それぞれ異なったアプローチで光と素材を取り入れた。広間は自然光を重視し、茶室で伝統的に使用される「杉」「竹」といった自然素材で構成、小間は人工光を積極的に取り入れ「ガラス」「ステンレス」という現代を代表する人工素材で構成する空間とした。
建築はその時代の技術、環境によって変化していくものであり、中でも茶室は光とそれにより生み出される陰影や、様々な対象の肌理が作り出す情景によって成立する空間である。時代と共に移り変わっていく「光」「素材」の扱い方を2つの空間で表現し、共存させることで互いに補完し合う関係を創り出すことを目指した。

この空間を訪れる人々にとって「SHUHALLY」の精神を養う場所となることを期待している。

新築

その他

トイレ

和モダン

その他

世田谷区 Roji-house

エアスケープ建築設計事務所

2009/10/30

奥行きのある敷地は間口が狭く、奥で広がる形状をしている。また、都心の住宅地で隣家は近接し、側面を大きく開放することが難しい敷地条件である。道路側アプローチから敷地の奥まで直線状に空が見える路地のような通路(ROJI)を配置した。そしてROJIのまわりに諸室と中庭を交互に並べた。上から光が注ぐ明るいROJIは家の軸となり、各スペースをつなぎ、家族の気配を感じさせてくれる。光を取り入れるとともに、季節の移ろいを感じさせる中庭はDKとリビングの間、バスルーム横に設けた。バスルーム横の中庭は隣地から見えないようにし、プライベートを配慮した庭となっている。

新築

戸建

洗面

浴室

キッチン

トイレ

アーバン

174件

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