セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。
ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅(第1回)
株式会社スタジオ・エム
2008/08/01
「エグゼクティブハウス 禅」は、外国人ビジネスエグゼクティブやレジャー目的の富裕層をターゲットに、ホテルニューオータニ本館11・12階をリニューアルして生まれた全87室のいわゆる「ホテル・イン・ホテル」である。
日本人が考える本物のラグジュアリー=”禅”をコンセプトに、室内のデザインは、日本人にとって馴染みの深い炭、麻、和紙、竹などの自然素材や、伝統色を使用。インテリアには日本各地からデザインに合わせて選び抜かれた陶器、江戸切子、墨アートなどが随所に配置されている。
また、環境にも配慮した全面ガラス「フルハイトウインドウ」の向こうには日本庭園、東宮御所の緑や花々を見渡すことができ、モダンにコーディネートされたその客室は、外国人にはスタイリッシュで落ち着きのある和の印象を与え、日本人には「侘び・寂び」が感じられる本物の贅沢な空間となっている。
自然に身を委ねることによって得られる開放感や安心感 —— 人と自然が一体化して初めて感じる境地、”禅”の心地よさを五感で感じられる場所である。
■「ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅」は、2回に分けてのご紹介です。第1回の今回は、「ガーデンスイート」と「ジュニアスイート」です。
第2回「ガーデンスイート夢窓庵」、「エグゼクティブハウス 禅」宿泊者専用ラウンジは、こちら
リフォーム
ホテル
洗面
浴室
キッチン
トイレ
アーバン
その他
西脇市 高床の家
川添デザイン事務所
2008/08/01
敷地周辺は田畑に囲まれ、小高い山を望む事が出来る。市街化調整地域内にあり、周辺には住宅も少なく、静かなロケーションである。過去、台風時に敷地脇を流れる水路からの水害を経験し、当初よりその対策が求められた。敷地内にある別棟への影響を配慮し地盤面を上げる事無く、今回プロジェクトのタイトルとなっている高床の家を計画した。
1階は和室、リビング、キッチン、サンルームが1つの空間として連続し、必要に応じて壁に引き込まれた建具を閉じ、3つの空間に分割する事が出来る。それぞれの室は南に面し、更にデッキへと空間が広がっていく。また、サンルームには西に広がる風景を望む事が出来る、大きな開口を設けている。ここで、リビングとは異なる寛ぎのシーンを設定している。
2階の南面の壁は10度の傾きを持っている。庇の軒下となるべきスペースを斜めに室内に取り込んだ。視線の上方への拡散は空間に変化をもたらすと共に、外観を特徴付ける物となっている。
新築
戸建
洗面
キッチン
シンプル
横須賀市 久里浜の家
藤森仁之建築設計事務所
2008/07/01
久里浜の小高い丘の一番高台に位置するこの住宅には、周囲の豊富な緑を見渡せ、晴れた日は遠くに富士山を望むことのできる絶好の景観が与えられていた。
ここに建てる住まいについて、お施主様からの要望は、友人がたくさん来たときに皆で賑やかに過ごせるような土間のある和室続きの古民家のような空間が、一方でプライベートな部分は機能的な北米のコンドミニアムのような空間がほしい、ということであった。
素晴らしいロケーションと、建物に対する異なる2つの要望。
これらを融合するために、まず空間を断面で、1階は土間のある昔の民家のイメージ、2階はパイン材板張りの北米のコンドミニアムのイメージ、というように階ごとに潔く分けることにした。
平面では、1階なら下屋、2階ならウッドデッキ、という半屋外の空間を設けている。あるときは屋外的な利用が、あるときは屋内的な利用ができる —— 昔ながらの日本の民家というのは、こういう空間がとてもうまく機能していたように感じ、その良さを取り入れた。
ウッドデッキは建物の内部と外の緑とを緩やかに繋げ、富士山の望める浴室とともに、素晴らしい景色を十分に取り込む。
内装では、お施主様が好きな備前焼に囲まれて楽しく過ごしていただけるよう、それに合った空間や素材感を求め、素材吟味からお施主様と綿密に関わって作り上げられた。
新築
戸建
洗面
浴室
トイレ
ナチュラル
和モダン
目黒区 イニシアイオ目黒学芸大学(モデルルーム)
桑原 聡 建築研究所
2008/05/01
都会在住のSINGLE世帯およびDINKS世帯のライフスタイルを表現したモデルルームである。
まずは、主張のある若者を意識した正方形のウィンドー。
通りに面しており、「ウィンドーから何が見えるか」「ウィンドーに何を見せるか」といった、街に向けてアイデンティティーを発信するウィンドーのありかたにこだわった。
また、限られたスペースを有効に快適に使うための工夫を施している。
リビングを中心としたパブリックスペースとプライベートスペースは、格子状の透過性のある引戸によりゆるく仕切られ、開けば広い1つのスペースとしても使える。
洗面空間と廊下を仕切る扉は、開閉させることにより、1つの洗面空間がパウダースペースと脱衣場の2つの役割を持つことを可能にする。
クローゼットは、リビング空間、寝室、玄関、水まわりの四方から開閉することができ、個々に合った使いかたの選択肢が広がった。
このクローゼットを中心とした回遊性がコンパクトなユニットに与えられ、暮らしかたのフレキシビリティーと奥行き感を生み出している。
新築
マンション
洗面
浴室
キッチン
トイレ
エレガンス
その他
川崎市 オープンエアハウス
長谷川順持建築デザインオフィス株式会社
2008/03/31
この住宅設計に際し、ガーデンライフを思いきり楽しめる家でありながらも、街路からのプライバシー確保を両立してほしいという、相反する要望が持ちかけられた。
道路側の外観写真のように、道行く人の視線からしっかりガードする工夫を施している。また、宅地割境界線に対し思いきって建物を45度振ることで、家族空間を真南に開き、周囲の建物の隙間から遠くまで視線が伸びていくようにしている。
厳しい法律の限られた建築面積という制限のなかで、英会話スクールや音楽を楽しめる専用室を確保しつつ、残りの面積を最大限に家族空間として楽しめるよう、全開放の引戸でプライベートガーデンと結んだ「オープンエア」な住まいが完成した。
一方、広がりに富んだ空間に落着きを共存させていることもこの住まいのポイント。ソファスペースは移動動線から外し、アルコーブ状にコーナー化。薪ストーブでコージーな雰囲気を持たせ、上部の吹抜からは、時間と共に光が移ろう。「おもちゃの間」と名付けたライムストーンの広間、開放感のある階段などのしつらえが、25帖程度の広がりのなかで、それぞれの落着きを醸している。室内は、施主のイメージであった「白」に答えるべく、貝殻から作った自然素材の左官シロ壁で仕上げ、ニュアンスに富んだ「ホワイトモダン」を演出している。
この平面的、立体的広がりを熱環境的に支えているのが「どまだんシステム」。見た目の広がりをつくることは容易であるが、どのような季節でも涼しく、あるいは温かな環境があって、住宅の基本性能が満たされたといえよう。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
シンプル
武蔵野市 グランドメゾン吉祥寺コート
積水ハウス株式会社 東京マンション事業部 一級建築士事務所
2008/01/28
ゲートのような入り口から中へ入ると、低層の住まいが並ぶ小さな街並みのような風景が現れる。そこにあるのは、中世ヨーロッパの城郭都市のように、外界から守られた安らぎの世界である。
中庭(COURT)をつつむ16戸の住戸は、それぞれがトリプレックス(3層構造)のこだわり空間。1階には吹き抜けの玄関・ガレージ・プライベートコート(坪庭)を、独立性の高い2階には寝室とバスルームを配し、空に開かれた開放感のある3階は2方向をすべてガラスの開口部としたLDKとそれに続く大きなテラスを設けるなど、それぞれのフロアのメリットを一つに集めた住まいとなっている。
外に閉じているからこそ、内側では一面ガラス張りのリビング・ダイニングルームやテラスなど「開いた」空間を実現した。大人の自由時間を心から楽しめる、美しく個性的な空間の提案である。
建物外周には、常緑樹や落葉樹などの季節感のある樹木を植栽し、四季を感じる安らぎのある住環境を作り出している。
新築
マンション
洗面
浴室
キッチン
トイレ
アーバン
その他
品川区 大井の家
廣部剛司建築設計室
2007/12/25
住宅密集地の複雑な敷地形状にあわせて建物の外形を決め、高度斜線をクリアーする高さに抑えて計画。そこから鋭角の部分に3つの坪庭を配した。
坪庭と内部の関係を連続感のあるものにすることで、延床面積では測れない「拡がり」を生み出すことを目指している。
トップライトから光が落ちる階段廻りなど、スチールワークにも重点を置き、左官や木材といった素材と建築構成からくる和声やリズム感が、生活空間に「豊かさ」をもたらす。
複雑な外周に曲面壁が挿入されることで、さらに動きと内部-外部の連続感がもたらされる。2階から吊られた階段や、ほとんどを造り付け家具で組み上げることで、シームレスな統一感を目指している。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
アーバン
深谷市 深谷の家
無有建築工房
2007/11/01
分棟化された二世帯住宅。雁行型の二つの建物を向き合わせながらずらし、開口部を操作しながら内外の関係性と家族の関係性を両立させている。
歪な形状の敷地を南北に5分割して前庭・中庭・後庭で建物を挟み込むことで各棟各室がより大きく外部との関係を持てるように配慮した。同時に、お施主様からの要望であった車5台分の駐車スペースを確保するために、接道部分が狭い敷地の中で、車の配置と建物の配置を等価に扱いながら各棟のゾーニングと建物の形状を決定した。
また、各世帯の住空間をほどよい距離を保ちながら繋いでゆくために、居室間の距離や開口部の位置、開口部の大きさなどを考慮しながら配置計画を行い、家族それぞれの個室を割り当てた。
構造は1階部分の大きなガレージを覆うように鉄筋コンクリートで建ち上げ、2階は木造の架構で住空間を構成し、混構造で成立させている。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
シンプル
鎌倉市 洋上の邸
アートウェッブハウス株式会社
2007/09/01
普段、都心で忙しい日々を送っているクライアントは、「多忙な日常とオフを切り替えできる生活」を希望。そこで、家にいながらも周囲の自然環境と調和することができる、安らげる「家」がこの建物をつくる上でのテーマとなった。
流行のシンプルモダンではなく、モダンであるがどこか懐かしさを思わせるデザイン。1階のLDKとバスルームからは、四季の移ろいを十分に感じ、ゆったりとした空間で家族との団らんを楽しむことができる。2階には、家族それぞれの独立したスペースを構成しつつ、光・風・空気を感じながら、開放的な気持ちになれる空間を意識した。
リビングはSE構法を採用し、木造でありながらも、広い空間を確保することができた。壁には自然の石を使い、床は全面床暖房に大理石張りとしたため、電気配線などは天井より引き込むなどの工夫を施している。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
アーバン
渋谷区 C邸リフォーム
株式会社 アクセス21
2007/08/01
築7年の地下1階地上3階のRC戸建住宅。外部はそのまま残し、内部のみ外国の方が住みやすい居住空間になるよう配慮した。
全てのフロアで高くした天井と建具が、圧迫感の無い空間を実現。外国の方専用の賃貸物件になる為、そこに住む方の好みや独特の家具に影響しないよう、シンプルなナチュラルモダンでまとめた。
2階は広く開放的なLDK空間に。リビングとキッチンとの間仕切りには全て収納可能な障子スクリーンを使用することで、外国の方がさりげなく日本を感じられる空間とした。
3階のマスターベッドルームには専用のバスルームを新設した。
浴室・洗面・トイレは、間仕切りと建具にガラスを使用して、一つの空間となるよう配慮。また、テイストの異なる「白」を組み合わせ、清潔感のある明るく開放的な居心地の良い空間を演出した。 その結果、「水まわりはホテルの様なおしゃれでエレガントな空間にしたい」とのお施主様のご要望に応えることができた。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
シンプル
世田谷区 Y邸
Tatsuo Yamamoto Design Inc.
2007/08/01
旗竿型で30坪弱の敷地。前後に住宅が隣接し窓と窓が重なり合う状況で、住む人のプライベートを確保することと、自然光をなるべく取り入れることに配慮した。
窓を細長くし天井側へ寄せたことで、窓越しに人の目線が気になることもなくなり、同時に、そこから差し込む自然光が天井で反射し、部屋全体を明るく照らす。
色彩は、外観を暗い墨色で覆い、対照的に内装は壁と天井を乳白色の塗装仕上げ、床材を胡桃の無垢材とすることで明るくまとめた。それにより、外から内に入ると室内がより白く明るく、まるで包み込まれているかのような安心感を持つことができる。
夫婦と幼い二人の娘による4人家族の住宅で、各階の機能をユーティリティ、リビング、寝室と、明確にした。リビングは、キッチンとの境を大きなガラスと階段とで間仕切りすることで視線を広げ、また階段の上方からキッチンを見渡せるといった楽しさも演出した。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
シンプル
リバーリトリート雅樂倶 ANNEX
株式会社 内藤廣建築設計事務所
2007/06/06
このホテルの立地する富山県内陸部の神通峡春日温泉は、周辺に集客力の高い観光スポット等も少なく、残念ながら全国的な知名度はそれほど高いとは言えない。そこで、2000年に誕生した「リバーリトリート雅樂倶」は、「河畔の癒し」をテーマに掲げ、神通川に面した抜群のロケーションを生かし、また温泉以外の付加価値を充実させることで、滞在すること自体が最大のセールスポイントとなる「大人の隠れ家」としての魅力を磨き続けてきた。 そして2005年、そのテーマをさらに深化させるため、建物を拡張する形で新たに「ANNEX」をオープンするに至った。
このホテルのオーナーは建築やインテリア、アート等にたいへん造詣の深い方で、今回この「ANNEX」を手掛けるにあたり、たいへんしっかりしたイメージを持たれていた。 よって、この建物のコンセプトづくりは、設計サイドからの一方的な提案ではなく、オーナーとの綿密なコミュニケーションを通してじっくりと練り上げられていく形で進められた。
この建物でまず印象的なのは、特殊な形状のPCブロックにより組み上げられた圧倒的な迫力を持つメインロビーの大空間である。 川に面した側を2層吹抜けの天井まで届く全面開口部とし、川と建物の境界をあいまいにするためにテラスに水盤を配した。それにより、ロビーからの視界を遮る手摺りの設置は省略され、神通川河畔の雄大かつ静寂な風景を余すところ無く取り入れることが可能となった。
このホテルには何度訪れても新たな発見があるようにと、すべての客室にはそれぞれ全く異なったテーマが与えられており、一つとして同じ仕様の空間は存在しない。 今回新たに「ANNEX」に設定された全8室のスイートルームについても同様で、「木」や「土」、「金属」等といったテーマの下、それぞれが個性的でありながら落ち着いた空間に仕立てられている。
各部屋にセットされたインテリアは、オーナー自らがそれぞれのテーマに沿って吟味したものでコーディネートされており、家具や美術品、テキスタイル、照明等の電化機器からバス洗面空間の水まわり機器、細かいところでは特注仕上げの障子戸や畳、ドアノブに至るまで、そのこだわりは徹底されている。
これらのスイートルームには、150m²~90m²という並みのマンションを凌駕するゆとりを持った室内空間が与えられている。そして、すべての部屋のリビングとバスルームは神通川に面して設定されているため、雄大な景色を眺めながらゆったりとした「癒し」の時間を自室で堪能することができる。
また、各スイートは玄関を開けるとすぐ、そこには上下階層共用ではあるが専用の中庭が配置されている。ここに泊まるゲストたちは入退室の度、必ず一度屋外に出ることとなり、まるで貸切りの「離れ」にでも宿泊するかのようなプライベート感が演出されている。 これらの中庭にはそれぞれ、県内外の4人の芸術家の手による現代アートが設置されており、ここに面したベッドルームや和室からそれを感じることで、河畔の風景とはまた一味違った趣を楽しむことができる。
新築
ホテル
洗面
浴室
トイレ
アーバン
その他