セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。
北海道 光と色が美しい邸宅
一級建築士事務所 アトリエアム株式会社
2016/12/01
長く静かなアプローチを抜けて辿り着いた玄関ホールには、光庭からの自然光が差し込んでいる。上質なカーペットが敷きつめられた、ゆったりとした階段を抜けると、この建物で唯一となる大開口から、周囲の山並みを見渡すことができる。
外観と同様に抑制された内部のしつらいは、リビングに置かれたイタリア製モダン家具の色彩をひときわ際立たせている。
それらの情景こそが、オーナーのイメージとしてまず最初にあり、そこからこの住宅の全てが始まった。
グレー色、階調を指し示すその抽象度の高い色合いをカラースキームの核として吟味し尽くされた。素材、色感、テクスチャー…、そして光についての検証と実践。
バスルームとサニタリー空間に対する追求もまた、同様である。その小さな空間をイメージ通りのものとするため、何パターンもの間取りを比較検討し、繊細な造作や仕上げに至るディテール、ライティング、そして選び抜いた衛生機器やアクセサリー。
オーナーと設計者との果てしない協同作業、イメージを形にしていく作業の繰り返しを経て、ようやく完成したこの住宅の魅力と独特な空気感は、オーナーが大切にした光と色への美意識によって創り出されている。
新築
戸建
浴室
アーバン
東京都 人形町の家
藤村デザインスタジオ
2016/12/01
都心に佇む商業ビルの一部を、居住用にリノベーションした。
既存のビルは約13坪のワンフロアに空間が細かく区切られ、家族で住まうには圧迫感があったが、今回のリノベーションでは、住まい全体を大きな一つの空間として捉え、「温かみ」や「広がり」を感じさせる工夫を随所に施した。
LDK空間を分断するように目立っていた大きな梁には、あえて間接照明を採用。独特の光の陰影で、空間の広がりや温かみ、一体感を出している。またホワイトアッシュの床材をベースに、壁や天井、家具の面材まで淡いベージュカラーで統一。空間に明るさや心地よさだけでなく、シックで都会的な雰囲気を演出した。別の空間もすべて内装材のトーンに配慮し、家全体でまとまりある仕上がりを意識している。ロフト階に設けた寝室は、既存のアール型天井をそのまま活かし、間接照明のみの空間につくり上げた。優しい光に包まれ、くつろぎと安らぎが感じられる空間に生まれ変わった。
建物の構成要素には一つひとつに意味があると考えている。今回のプロジェクトでは、既存建築と対話するように元の構造を活かし、あたかも今回のためにデザインされたかのように思わせる、新しい空間へと進化させることができた。
リフォーム
商業施設
洗面
浴室
キッチン
ナチュラル
シンプル
アーバン
東京都 S-house
遊空間設計室
2016/11/01
四季折々に変化する豊かな庭の緑や空とつながるモダンな住まい。床レベルを一段下げたリビングスペースは、庭の緑を地面に近いレベルから一望できる。内と外をつなぐ窓辺のカウンターは、ベンチにも机にも小物を置くスペースにもなり、リビングは東南角の囲われ感のある落ち着いた家族の居場所となっている。庭とつながる広いステージテラスを持つダイニングルームは、吹き抜けとスチール階段で軽やかに2階とつながる。南西にある和室は開口の高さを抑えた静寂のあるスペースで、客間としても使われている。入り口の欄間は、解体前の母屋にあったものを活かした。
階段を上がったところの2階吹き抜け周りには、小物や本などを収納する、子供室前の書斎スペースがある。そこに設置された収納棚の天板は、カウンターと手すりを兼ねている。寝室・子供室とも2階のテラスとつながり、さらにその先の庭の緑や空、都心の高層ビル群など遠くまで視線が抜ける心地よい場所になっている。
この住まいが都内にあることを忘れてしまうほど、外の緑や光、風を積極的に呼び込めるような平面及び断面計画を心掛けた。豊かな緑に囲まれた場所に建つ、室内外の空間が柔らかくつながる、心地よい住まいになっている。
新築
戸建
洗面
和モダン
東京都 K邸
株式会社 クラフト
2016/11/01
駅近くの見晴らしのよいマンション。家族とゲストがくつろげる、洗練されたブルックリンスタイルの住まいにリノベーションした。
お子様の成長にともない、広々とした空間で理想のライフスタイルを過ごすため、住み替えを検討されたKさん。新築では希望の間取りが見つからなかったため、中古マンションのリノベーションを決意された。
友人を招いてホームパーティーを楽しめる空間にしたいというリクエストから、落ち着いた雰囲気でありながら遊び心のあるブルックリンスタイルをご提案。キッチンの壁一面にはアンティーク煉瓦を施し、リビングには古材のデスク、扉にはスギの羽目板を採用している。色むらや経年変化を感じさせる表情豊かな素材を使用し、ラフさと味わい深さ、重厚感のある空間に仕上げた。
LDKと統一感をもたせるため、洗面室も趣きあるテイストに。壁にはサブウェイ風タイルを貼り付け、クラシカルなデザインの洗面器と水栓をセレクト。鏡のフレームは既製品だが、テイストに合わせて黒く塗装している。
空間一つ一つの内装や間取りにこだわり、自分好みの理想の住まいを叶えられるリノベーション。完成したお住まいで、Kさんはお子様やご友人と楽しい時間を過ごされている。
リフォーム
マンション
洗面
トイレ
エレガンス
東京都 HiSAKi
株式会社 ブルースタジオ
2016/09/30
ホテル好きで国内外のいろいろなホテルに泊まるTさんのご要望は、「ホテルのスイートルームのような部屋にしたい」。
ベッドルームをガラスで仕切り、ラグジュアリーさを出すとともに視覚的に広々としたワンルームに見えるよう計画。
外の風景はどこからも楽しめるが、音は遮断されている。寝室は狭くても開放感があり、静かで、落ち着いて眠れる。ガラス張りのバスルームには、オーバーヘッドシャワーを設置。雨に包まれているような浴び心地で、一日の疲れを癒してくれる。
すぐにでもお家に帰りたい!そんな住まいとなった。
リフォーム
マンション
洗面
浴室
ナチュラル
シンプル
東京都 刻印のある家
LOHAS studio
2016/09/01
娘様がご結婚されるのを機に、娘様夫婦とお二人の愛犬と暮らせるようリフォームした二世帯住宅である。
アレルギーを持つ家族のために、無垢材や珪藻土など、扉や壁、天井に自然素材をふんだんに取り入れた。
もともと大きな間取り変更ができない2×4のお宅であったが、元の間取りを活かし二世帯が気兼ねなく快適に過ごせること、愛犬がくつろげる場所を設けること、収納を増やすことを希望されていた。
店舗を兼用しているこのお宅は、リビングをお客様の打ち合わせスペースとしても使用することがある。そこでそれぞれの世帯の来客時には、ダイニングとキッチンに廊下側から入れるように、扉で空間を仕切る間取りへ変更した。
愛犬のスペースには、従来クローゼットとして使われていた箇所を希望されたため、構造上問題ないことを確認した上で、愛犬の家を造作している。またリビングや玄関など適所に収納を設け、十分な収納スペースを確保した。
玄関ドアの上には、二世帯で暮らし始めたミレニアムイヤーを珪藻土で刻印。ご家族にとって嬉しい記念になっている。
リフォーム
戸建
洗面
エレガンス
千葉県 orchid-house
村上建築設計室
2016/08/01
東日本大震災でダメージをうけたご自宅の建替えである。よく海外のリゾートを旅されているクライアントは熱帯性のランを育てるのがご趣味で、一番日当りのいい敷地の南側に植物用のガラスの温室を配置し、北側に住宅を建てた。地震にも火災にも強い家を希望され、構造にはRC壁式構造を採用。コンクリート打放しの2階建てに杉板型枠による打放しのリビングルームが入り込む構成だ。北側に配置されたダイニングルームには、崖の上から西側に抜ける眺望がある。またダイニングルームにはハイサイドライトから南側の日光をふんだんに取り入れ、明るく開放感のある空間をつくることが出来た。クラシカルで洗練されたデザインがお好みのクライアントには、実際にセラトレーディングのショールームでデザインだけでなく質感や操作感のよい水栓金具や衛生陶器を紹介し、各所に採用してもらった。竣工後、「船橋リゾートを満喫している毎日です」とお便りが届いた。
新築
戸建
洗面
浴室
トイレ
ナチュラル
シンプル
宮城県 Ji-Ba じいじとばあばの家
.8 一級建築士事務所
2016/07/01
木造二世帯住宅の一角の改修。家族達が遠方から集まり、亡くなられたおじい様に会いに行けるような居場所として、仏壇を中心に計画された。仕切られていた空間は、ひと繋がりの空間として再構成されている。和室の白い壁と、ラーチ合板の天井の素材の対比が、屋根の浮遊感を印象づけている。現しとなっている既存の梁や柱は、時間の刻みを語っている。和室の2つの大きな出窓には、お父様が作成した陶器の器を展示するための棚が設置された。窓に面した棚は、背景の緑と自然光により、器を美しく演出する。寝室は、床・壁・天井に木板が貼られ、木に囲まれている。廊下から入って来た瞬間に、まず木の香りが出迎える。木に包まれた心地よさで、訪れた客人に旅の疲れを和らげるのが目的だ。木の寝室の奥には、白いシャワースペースがあらわれる。この家は、壁で仕切られていないひと繋がりの空間を、素材の切り替えによってゆるやかに居場所を作ることを試みた。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
ナチュラル
和モダン
東京都 こだわる男のリラックスハウス
株式会社 Style & Deco
2016/05/30
一人暮らしを前提とする30代男性のお施主様が、リノベーションコーディネーターとの作戦会議を重ねて、ようやくたどり着いた「自分らしい物件で自分らしいリノベーション」。40㎡という限られた空間で、お施主様のライフスタイルに合わせてプランニングされた、こだわりの詰まった住まいとなっている。
お施主様の一番のこだわりは、ホームシアターを取り入れること。コンパクトサイズのリビングに憧れのホームシアターを叶えるため、寝室との間仕切りも兼ねた大型のスクリーンが提案された。空中に設置された「スクリーンボックス」は、リビングと寝室の連続性を天井でも感じさせながら、目隠しにもなる。大空間がなくても、ホームシアターが楽しめる空間が実現した。
床には、間伐材の杉フローリングを使用している。一般的に杉材は和風のイメージを連想しがちだが、オイル塗装を施すことで違和感なくインテリアに溶け込ませることができた。
リフォーム
マンション
洗面
ナチュラル
ヴィンテージ
東京都 東西の庭を借景する階段中心の家
TAU設計工房一級建築士事務所
2016/04/01
24坪の土地を購入し、家族5人のために建てた木造3階建ての住宅である。商業系と住居系の用途地域の境にある住宅密集地だが、隣地の松の借景を取り込むなどして都市部でも開放的に住まえるよう考えた5層の立体的な住まいとなっている。建物の真ん中に階段を配置することで動線をコンパクトにし、家族が集まる内部は自然素材で仕上げ、光や太陽熱、風など自然エネルギーをなるべく取り込んだ。また、眺望や日当たりが良い2階東南側には家具屋さんに設えてもらった無垢の木のキッチンをおき、朝食程度は食べられるようにとカウンターの一部を丸く広くしている。実際に暮らしてみると想像以上にこのキッチンが居心地がよく、自然と家族がキッチンに集まり、食事はいつもこの丸いカウンターで食べるようになった。子ども達の目の前で調理をするので食育にも役立ち、改めて想定外のことが起こりうる住宅設計は楽しいと実感している。
新築
戸建
洗面
ナチュラル
シンプル
東京都 Between
g_FACTORY 建築設計事務所
2016/03/01
角地に建つこの住宅。
開放的にはしたいけれど、単純に外に開いた建て方ではなく、建物とは別の見立ての壁を設けて、視線をさえぎりながら適度に外と通じる住まいにした。見立ての壁により、室内と外部の中間領域が生まれ、季節によって室内が外部へと広がり、外部が室内に取り込まれていく空間になっている。更には外部に対して閉鎖的にならないよう見立ての壁に開口を設け、プライバシーを保ちながら、光と風、外部の気配を内側に導き入れている。
また2階にあるクライアントこだわりのバスルームは、テラス空間と連続し、さらに明るく開放的で心地よい空間になっている。読書をしたり、お酒を飲んだりリラックス出来る空間としても機能する。季節やシーンに合わせて、住まい手がこの「間」の空間を楽しみながらフレキシブルに使える場所となるよう配慮している。
新築
戸建
洗面
浴室
ナチュラル
シンプル
福岡県 内と外の「あいだ」
鈴木理考建築都市事務所
2016/02/01
既存マンションの、上層階住戸の全面改修。一般的にマンションには庭がないため、ほとんど屋内だけの生活となり、テラスはあっても、洗濯物を干すくらいでほとんど利用しない。内と外は、規格化された大きさの窓によって仕切られてしまい、エアコンを常時使用して、窓を開け放って季節と共に生活することもほとんどない。生活は設備機器に依存してしまい、室内に密閉され、家庭の電気エネルギーの消費量はこの半世紀で約5倍になっている。
ここでは、その内/外を分け隔てる「/」を仕切りとして考えるのではなく、「生活を豊かに膨らませるための場所」として新たに考え直そうと試みている。今回ここでいう「/」は、マンションに新しく設けた2つのテラスとして計画されている。それらの空間は季節や時間によって、内のような外となり、あるいは、外のような内となって、私たちの境界の感覚を揺さぶり、内に閉じた生活を外へと導いて、それらが楽しく豊かに拡がってゆくような場所になるように試みている。
リフォーム
マンション
洗面
浴室
キッチン
トイレ
ナチュラル
シンプル