7月15日(金)にTOTOギャラリー・間にて開催中のSUEP.展に関連した講演会を聞きにイイノホールへ行ってきました。
当日は、生憎のお天気でしたが、会場は満席に近く大盛況でした。
普段、このような講演会に行くことが滅多になく、また建築については素人なので楽しみの反面、理解できるか!?と心配も。
講演会の数日前には、少しでも作品のビジュアルを脳裏に焼き付けるべく展覧会を見学しました!
司会者の挨拶のあと、末光弘和氏、陽子氏のお二人が紹介され壇上へ。
展覧会のタイトル「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」だけあって、自然と建築が共存していくには、、、
近年の温暖化に対して建築家として何ができるか、、、といったところからお話が始まりました。
その後、今までの携わったプロジェクト、現在進行形のプロジェクトについて、動画や写真を使って説明がありました。
とても分かりやすい説明で、素人ながら一丁前にウンウンと頷くところもありました。
そして、どのプロジェクトにも共通していたのが、太陽の動きや、風の吹き方、どんな種類の鳥類がいるのかなどの緻密なシミュレーションがされていること!
建築って奥が深いんだなあ、と。
いくつかあったプロジェクトの中でも印象に残ったのが台湾で進行中の「百佑オフィス」。
樹齢百年のマンゴーの大きな木の周りにオフィスを建築するというとても素敵で壮大なプロジェクト。
マンゴーの木が呼吸できるようにと自然を第一に考えることで、植物に快適なことは人間にとっても快適という考えに基づいているそうです。
SUEP.の建築は、生活の中に風、緑や太陽が自然に溶け込んでおり意識せずとも環境への配慮に貢献できると思いました。
今回の講演会には、若い学生さんも多く見られました。
この中からお二人の話を聞いて刺激を受けた未来の建築家さんが多く誕生してくれれば、自然と共存した建築が増えるかもしれませんね。
コロナ禍でなかなか旅行も難しいので、この夏はぜひTOTOギャラリー・間へ足を運んで、お二人の素敵な思いや作品に浸ってみるのはいかかでしょうか?
なんだか心が豊かになりますよ。
◆末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち
会 期:2022年6月8日(水)-2022年9月11日(日)
会 場:TOTOギャラリー・間
休 館 日:月曜・祝日・夏期休暇[2022年8月8日(月)-2022年8月15日(月)]
開催時間:11:00-18:00
入 場 料:無料・事前予約制
◆セラトレーディング 東京ショールーム
開館時間:火~日曜
事前予約制 ①10:00~ / ②13:00~ / ③15:00~
◆納品事例「兵庫県 淡路島の住宅」