今回は大阪から少し足を伸ばして、国宝姫路城のお堀近くに佇む「Cafe 縁 -eni-」をご紹介します。
こちらのお店は、創業100年の歴史を持つ「田靡(たなびき)製麺」が手掛けられたカフェで、いろいろなお店が日によって替わるシェアカフェとして営業されています。
お店の建物は明治時代に建てられた同社の旧製麺所で、歴史的建築物保存プロジェクトとして、約1年も費やされて改修されたそうです。
外観はもちろん、内観も歴史的な装飾を保存し、創業当時の面影と伝統を感じさせる建築物に生まれ変わりました。
それでは早速店内に。
壁には姫路城の外壁と同じ白漆喰が塗られ、これがとにかく明るく清々しい。
(実際に姫路城と同じ左官職人さんが手掛けられたとか!)
そしてインテリアには当時使用されていた電話室の扉や受付台、それに金庫たちが。
100年という歴史を見守り続けてきた彼らの佇まいは、どこか誇らしげで歴史の重みを感じずにはいられません。
その他にもイギリス製のクッキングストーブや、田靡(たなびき)製麺の歴史とストーリーが詰まったステンドグラスがノスタルジーを感じさせてくれます。
そんな中に、当社で取り扱っているイタリア・GIORGIO社の手洗器が、カウンターのタイルとの相性もぴったりでよく馴染んでいます。
歴史と文化が詰まったこちらの建築物は、姫路市の「都市景観賞 建物部門」を受賞され、この伝統建築物を一目見ようと足を運ばれる方もいるようです。
歴史の記憶を感じながら温かみある空間のなか、心地良いひと時を過ごせたことは言うまでもありません。