普段何気なくご使用されているシャワーや洗面、キッチンの水栓金具(蛇口)。
「ポタポタと水が止まらない」「急に水漏れした」など、
お困りになったことはありませんか?
今回は、水まわり器具を安全で快適にご使用していただくために、
定期的な維持管理することの大切さをご紹介します。
水栓金具のハンドルを回せば「水やお湯が出て、いつでも使える」
「何年も使っている」など、こんなに日常に溶け込んでいるものが、
ある日故障して使えなくなるのは、なかなか想像できないものですね。
突然の故障でも、目に見える場所の水漏れなどは、
すぐに気がつけば対処することができますが、
思いがけない場所(キャビネット内など常に目の届かない隠蔽部)で
発生することもあります。
例えば、洗面所やキッチンのキャビネット内にある
給水ホースや排水管の接続部などの部品もいつかは劣化してしまい、
気がつかずに放置すると思わぬ被害につながることもあります。
「蛇口なんて5年、10年持って当たり前だろう」というお客様もいらっしゃいますが、
水栓金具(蛇口)にはたくさんの部品が組込まれていて、
全部が長持ちする部品ばかりではありません。
消耗部品(パッキンなど)や磨耗劣化部品(シャワーホースやバルブカートリッジなど)も
ありますのでご注意ください。
では、どのように注意すれば安心してご使用いただくことができるのかご紹介します。
メーカーや住宅部品の各業界団体のホームページなどで、
これらの点検やお手入れについて啓発を行っています。
例えば、ALIA(一般社団法人リビングアメニティ協会)では、
10月10日は「住宅部品点検の日」として、住宅部品をきちんとお手入れ、点検すること、
必要に応じて交換、修理することを啓発しています。
住宅部品の点検は、設備店や水道工事店に点検をお願いすることもできますが、
セルフチェックするためのハンドブックも製作されていて、
点検のチェックポイントがわかりやすくまとめられています。
■「自分で点検!ハンドブック」 / 出典ALIA(一般社団法人リビングアメニティ協会)
気分転換も兼ねて、季節の変わり目(衣替えや部屋の模様替えのタイミング)などに
点検されてみてはいかがでしょうか?
また、なぜか冬場は故障が増える傾向もありますので、時間を見つけて、
早目に点検されることをおすすめします。