建築・デザインの専門ギャラリーTOTOギャラリー・間では、
内藤廣展 アタマの現場が1/23(金)より開催されています。
TOTOギャラリー・間で2度目となる建築家、内藤廣氏の個展です。
展覧会場では、数々の作品を生み出してきた
内藤廣建築設計事務所の一部を再現するとともに、
初期の代表作から現在進行中のプロジェクト、
更にはプロジェクトに終わった作品を通して思考の過程を紹介します。
[1] アタマの現場――内藤廣建築事務所を再現
第1会場(3階)では、内藤氏の所長机の周辺を、
さらに第2会場(4階)では、所員の執務空間を再現します。
氏の蔵書の数々や愛用品に加え、現在、実際に執務机の前に掛けており、
「桜」の一文字に込められた気迫に日々圧倒されているという、
前衛いけ花作家、故・中川幸夫氏による書も見もの。
その他、所員のデスクに置かれたスケッチやエスキース、
パソコンで閲覧できる図面データ、スタディ模型の数々、木製模型など、
内藤廣建築設計事務所の日常を再現した展示を通して、
内藤作品が生み出されてきた「アタマの現場」をより身近に、
よりリアルに感じていただける展示となっています。
[2] 代表作から最新プロジェクト、さらに未完のプロジェクトまでを総覧
「静岡県草薙総合運動場体育館」(2015年完成予定)や
「安曇野市庁舎」(同年完成予定)など、現在進行中のプロジェクトを中心に、
「ギャラリーTOM」(1984年)、「海の博物館」(1992年)などの初期代表作から
コンペティション出品作などの未完の作品まで、
内藤廣氏の30余年にわたる設計活動の全容を総覧いただけます。
また、中庭(3階)には、自身が綴った文章の中から
格言的なテキストを取り出した「言葉のかけら」を展示。
建築家として、自らの基点を決して見失うことなく走り続けてきた、
内藤廣氏の活動の軌跡をご覧ください。
ひとりの建築家がひたすら走り続けてきた 「アタマの現場」を、
その思考のなかから発せられた語録「言葉のかけら」とともに堪能ください。
乃木坂方面へお越しの際は、ぜひ当社ショールーム、
「TOTOギャラリー・間」にお立ち寄りください。
◆内藤廣展 アタマの現場
会 期:1月18日(土)-3月22日(土)
開催時間:11:00-18:00(金曜日は19:00まで)
休 館 日:日曜日・月曜日・祝日
入 場 料:無料
◆TOTO出版『内藤 廣の建築 2005-2013 素形から素景へ2』