建築文化のプラットフォームであるTOTOギャラリー・間では、
ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展が
1/18(金)より開催されています。
第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2012.8.29-11.25)で、
建築家、伊東豊雄氏がコミッショナーを務めた日本館が「金獅子賞」を受賞しました。
伊東氏の呼びかけにより、3人の建築家―乾久美子氏、藤本壮介氏、平田晃久氏が、
共同作業によってひとつの建築をつくるという課題を担い、
およそ1年にわたり日本館展示の企画と同時並行させて取り組んできたものが
岩手県陸前高田市に建つ「みんなの家(*1)」です。
「みんなの家」はビエンナーレ会期中に竣工し、
地元住民のコミュニティ再生の拠点として活用され始めています。
今回の帰国展では、
「みんなの家」の設計過程でつくられた120点あまりの模型などが展示された日本館展示を再構成し、
同市出身の写真家、畠山直哉氏が撮影した、震災前、震災直後、現在の陸前高田の写真、
陸前高田の「みんなの家」の完成後の姿を、畠山氏の写真によって紹介します。
乃木坂方面へお越しの際は、ぜひ当社ショールーム、
「TOTOギャラリー・間」にお立ち寄りください。
◆ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展
会 期:1月18日(金)-3月23日(土)
開催時間:11:00-18:00(金曜日は19:00まで)
休 館 日:日曜日・月曜日・祝日
※ただし3月11日(月)は開館
入 場 料:無料
*1「みんなの家」:
無味乾燥な仮設住宅で暮らす多くの人々に対し、
より人間的で居心地の良い空間を提供したいとの想いから、
「帰心の会」(伊東豊雄、山本理顕、内藤廣、隈研吾、妹島和世)が提案する、
東日本大震災復興支援プロジェクトのひとつ。
宮城県仙台市宮城野区、岩手県釜石市平田、同釜石商店街、宮城県東松島市に続き、
本展で紹介する岩手県陸前高田市の「みんなの家」が2012年11月18日に竣工。