イタリア文化会館にて6月14日（木）～30日（土）まで開催されている
「アンジェロ・マンジャロッティの哲学とデザイン」展に行ってきました。
今年2月にミラノで刊行された
『Architetti e Designers Giapponesi dallo Studio Mangiarotti
（マンジャロッティ事務所出身の日本人建築家、デザイナーたち）』に端を発し、
マンジャロッティ氏と日本人クリエイターたちの協働の記録を、
パネルやスケッチ、家具などのプロダクトを通じて紹介するというものです。
会場に入ってすぐ、マンジャロッティ氏の年表と、
彼に関係した日本人デザイナーたちについてのパネルが展示されています。
その先には、マンジャロッティ氏がデザインした様々な形のガラス製品たち。
ぐにゃりと曲がっていて、とてもユニークです。
マンジャロッティ氏のスケッチが大きなテーブルの上にずらり。
そして壁面には彼の作品写真の数々が。
更に奥へ進むと、
セラトレーディングで取り扱っているL’ABBRACCIOが展示されています。
こちらはプロダクトコーナー。
椅子やランプ、水差しなど。
組み合わせることで美しい形をつくります。
椅子は、組み立てられる前の素材の状態で展示されており、
どのような構造になっているのかがよくわかりますね。
他にも、マンジャロッティ氏がデザインした製品が所狭しと並べられていました。
展示を一通り見終わり、
展覧会前日に催されていた記念講演会「アンジェロ・マンジャロッティの哲学とデザイン」を
聴講しました
前半はアンジェロ・マンジャロッティ氏の娘さんであるアンナ・マンジャロッティ氏が、
マンジャロッティ氏の建築について語られました。
「建築が、個別のものではなく、その地域や時代の文化と技術を包括したものでなければならない」
というお話がとても印象的でした。
後半は、マンジャロッティ氏に縁のある、日本とイタリアの方々による対談会。
ジョイント、プレファブ、形の3つのキーワードを軸に対談が行われました。
機能と形とが結びついた、デザインの必然性が感じられました。
見応えいっぱいのマンジャロッティ展。
皆さんもぜひ、マンジャロッティ氏の世界を体感してください！
「アンジェロ・マンジャロッティの哲学とデザイン」展
会 期：6月14日（木）～30日（土）
11: 00～18 : 00
休 館：日曜日
入場料：無料
会 場：イタリア文化会館
主 催：イタリア文化会館
アンジェロ・マンジャロッティ事務所
アンジェロ・マンジャロッティ・アソシエイツ
