ミラノサローネ視察レポート最終回となりますが、
今回はキッチン編をお送りします。
まずは市内展示「フォーリ・サローネ」からご紹介します。
市内の展示を効率よくまわるには、事前の綿密な下準備と十分な体力が必要です。
今回も下準備をしっかりしていたおかげで、たくさんの素敵なキッチンと出会うことができました。
最初にご紹介するのは『Arclinea』。
今回視察した中で、私が一番気に入ったキッチンメーカーです。
『Arclinea』のキッチンには、KWCのキッチン水栓がたくさんセットされていました。
『Arclinea』ショールームの中庭には、アウトドアキッチンの展示も!
インテリア、水まわり同様、キッチンでもアウトドアは注目のキーワードです。
市内の展示で賑わっていたのは『Boffi』。
通りに面した入口は、ごく普通のショールームですが、
中庭側から建物の中に入ると、そこは『Boffi』の世界。
キッチンはもちろんのこと、サニタリー、バスルーム、アクセサリー類と、
余すところなく展示されていました。
ここでもKWCのキッチン水栓をセットした展示が多く、
KWCの人気の高さをうかがい知ることができました。
市内展示をもう一つ。
『SCHIFFINI』の展示は女子目線を意識した、かわいらしさを前面に出した展示です。
他のキッチンメーカーと一味違う雰囲気で目を引きました。
キャビネットの取手は、まるで上唇を突き出したような面白いデザインで、
今にも話し出しそう!
なめらかなデザインなので、エプロンの端が引っかかる心配もなさそうです。
つづきまして・・・
「ユーロクチーナ」サローネ会場をご紹介します。
天然木をふんだんに使って商品を展示していた『Riva1920』。
丸太をシェイプして作られた無垢材の椅子は、見た目も癒される仕上がりです。
通常なら商品にならないような木材を、あえて使用した家具も作っています。
マティオ・トゥーンがデザインしたキッチン。
大きなペンダントランプがバランスよく配置されていますが、
インテリア会場でも、このような大きなペンダントランプが展示されていました。
一般家庭で使用するにはかなり勇気がいりますね。
今回のミラノサローネ期間中、よく目にしたブルー色。
グレー色との相性も抜群です。
インテリアや水まわりでも、この綺麗なブルー色をアクセントにしたコーディネイトを
たくさん目にしました。
色のトーンを抑えた低彩度カラーは、近年注目のカラー。
使いやすいカラーなので、ご自宅のインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
それぞれインパクトのあるキッチンです。
どれも現実的ではないものの、あったら面白い・・・そんなキッチンです。
駆け足でご紹介してまいりました「2012年 ミラノサローネ」レポート。
現地取材期間4日間と短いながらも、
精力的に活動し、情報収集に没頭でき、充実した時間を過ごすことができました。
今後も海外展示会情報など、トレンドをいち早く皆さまへご紹介していきたいと思います。
最後までご精読いただき、ありがとうございました。
Arrivederci Ciao!