建築文化のプラットフォームであるTOTOギャラリー・間では、
伊丹潤展 手の痕跡が4/17(火)より開催されています。
韓国人の両親の下、日本で生まれ育った伊丹潤氏は、
二つの国のアイデンティティーを引き受けながら、
独自の創造力で「手の痕跡」を自身の建築に刻み、
芸術作品にまで高めようとし続けました。
晩年に向かって円熟味を増し、
2005年にはフランス共和国芸術文化勲章「シュヴァリエ」、
2006年には金壽根文化章、2010年には村野藤吾賞を受賞するなど、
国内外の高い評価を得るに至りました。
今回の展覧会では、デビュー作「母の家」(1971年)から
逝去後の現在も進行中の韓国でのプロジェクトまで24作品を紹介します。
模型や写真とともに、手描きにこだわった伊丹氏の
多数のオリジナルのスケッチやドローイング、生前のインタビュー映像、
愛用の書斎机なども展示し、氏の遺した「手の痕跡」を辿ります。
二つの手の美術館・スケッチ(韓国、済州島 / 2007) 提供 伊丹潤・アーキテクツ
乃木坂方面へお越しの際は、ぜひ当社ショールーム、
「TOTOギャラリー・間」にお立ち寄りください。
◆伊丹潤展 手の痕跡
会 期:4/17(火)-6/23(土)
開催時間:11:00-18:00(金曜日は19:00まで)
休 館 日:日曜・月曜・祝日
入場無料
◆シンポジウム「伊丹潤・ひらかれる手」
◆TOTO出版「伊丹潤 手の痕跡」