では、気になるキーワードごとのご紹介です。
ブースを見ていて気になったことは、
「自然回帰、素朴感 + ”すっきり感”」
を感じさせる展示でした。
おととし(2008年)のミラノサローネbagno展では、
ゴールドやクリスタルなどを使ったゴージャスな展示が多く見られましたが、
今年は一転してどのメーカーも自然の風合いを取り入れた
落ち着いた雰囲気でまとめてきていました。
この流れは、近年の世界経済の状況や人々のエコ意識の高まりを背景に
一部では既に取り入れられていた傾向で、当初はもっとストレートに「ロハス」的なイメージを
表現していた感じがありました。
しかし今年はそれらが若干すっきりと洗練された雰囲気にアレンジされたことで、
より現実の生活に寄り添ったものになった印象です。
インテリアでは下記の展示が印象的でした。
木や石の素材感が印象的な空間ですが、色合いや形状を工夫することで
都会の生活にも馴染む、すっきりした雰囲気にまとめられています。