アイスランドの火山の影響で帰国が遅れましたが、
今年もミラノサローネの視察に行ってきました。
なんといっても今年は2年に1度の水まわり展示”bagno展”が行われる年!!
本日より数回に渡って、2010年ミラノサローネの様子をお届けしたいと思います。
まずは全体的な印象から。
世界的な不況の影響もあってか、
以前のサローネのようなびっくりするものや
「遊び」の部分に特化したようなものは少なくなったような印象です。
だからといってサローネがつまらなくなったのではなく、
現実からかけ離れたものではない、もう少し人間の生活に寄り添ったもので、
心の豊かさや安らぎ感などを表現しようと、
各社工夫を凝らししていたところに興味を感じました。
*自然回帰、素朴感 + ”すっきり感”
→近年多くみられるスローライフ的な価値観に、若干都会的で
シャープなテイストをMIX。
現実の生活にもう少し寄り添ったものに変化。
*タイムレス
→最新のデザインでありながら、以前から存在するかのような
目に馴染みやすい”定番品”っぽいテイスト。
→レトロな印象のくすんだ原色を使った色替え。
→定番商品を再訴求することでブランドの歴史をPR。
とった傾向が感じられ、
これはインテリアに限らず、水まわりやキッチンの分野でも
同じようなことが言えるのではないかと思いました。
次回からは気になったテーマごとにご紹介していきたいと思います。
お楽しみに!