皆様、こんにちは。
久しぶりのブログ更新になりますが、
今回はヨーロッパの最新水まわりトレンドをご紹介したいと思います。
皆さんはISHというイベントをご存知ですか?
ISHは2年に1度、ドイツのフランクフルトで行われる水まわりの国際見本市で、
今年50周年を迎える展示会です。
水まわり業界では、これからの水まわりトレンドの行方を占う重要な展示会になっています。
今年はそのISHの開催年!!
3月10日から14日の期間中、視察に行ってまいりましたので、
その模様を何回かにわたってご報告したいと思います!
まずは水栓メーカーから。
イタリアのメーカー、ZUCCHETTI社です。
洗面・バスタブメーカーのKOS社と一緒のブースを構え、トータルで展示をしていました。
今回出展していた水栓メーカーの中では、
最もデザインに力が入っていると感じたメーカーのひとつです。
こちらは新商品の『Faraway』
デザイナーは、CERA取扱い製品のデザインも手掛けているルドヴィカ&ロベルト・パロンバです。
同社の水栓をデザインするのはこれで7コレクション目。
本国でいかに彼らのデザインが人気なのかがわかります。
角を丸くとったやわらかなデザインは、彼らの得意とするところ。
KOS社のシリーズと併せて、
『Faraway』=せわしない日常から遠ざかり、やすらぎの時間をもたらす・・・
そんなコレクションです。
お香たてや石鹸置きがついていて、優雅なバスタイムを過ごせそうです。
変わってこちらは、ドイツのHANSGROHE社。
会場内で行われたパーティでは、ビールが振舞われ盛況でした。
実は昨年から、水栓金具の色バリエーションを持つメーカーが増えてきています。
ZUCCHETTI社やHANSGROHE社のホワイトの他、ブラックもよく見かけました。
ホワイトは空間にうまくなじみ、ブラックはアクセントに・・・そんな使い方ができそうです。
その他、パトリシア・ウルキオラがデザインしたコレクションや
CERAでも取り扱いの『Axor Citterio M』も展示されていました。
同じくドイツのGROHE社。
GROHE社では、壁に機能部を埋め込みしなくても設置できる
オーバーヘッドシャワーの展示が充実していました。
デジタル制御とブラック&ホワイトの流れを作ったといえる
『Ondus』のセカンドライン『Veris』の展示と、ユニークなシャワーヘッドが発表されていました。
このシャワーヘッドはエコがコンセプト。
+と-のボタンを操作して、湯量を調整できます。
今回はヤコブセンのオリジナルデザインを守りつつ、
床立ち上げの洗面水栓『FS2』とオーバーヘッドシャワー『FS3』を発表。
無駄を削ぎ落としたデザインが美しく、
様々なメーカーを見て目がチカチカしていた私には新鮮に見えました。
DORNBRACHT社では、新商品を展示していました。
新商品とブース内の展示台が同じ形になっています。
昨年のサローネでも見られた多面体のカットが特徴です。
変わった水栓を発表していたのはHANSA社。
どのようにして手に水を受けるのか気になりますが、斬新な水のデザインです。
このISHの詳しい内容と海外ホテル情報を5月末のセミナーでご案内の予定です。
セラスペシャルメンバーシップの皆様には先行してセミナー開催の情報をお届けいたします。
詳細は後日ご連絡いたしますのでお楽しみに!!
次回のブログは洗面器編をお届けしたいと思います。