ホテル情報
no shoes
- Add
- Nonnengasse 8-10, 90402 Nürnberg, Germany
- TEL
- +49(0)911 249 250 40
- hotel@noshoes.de
- URL
- http://noshoes.de/
ニュルンベルクの旧市街というと、グリルソーセージが美味しいドイツ最大のクリスマスマーケットが開かれ、今も中世の面影が残り、古き良き伝統を継承する観光地のイメージ。こんなニュルンベルクでヒップなデザイン・プチホテル「ノー・シューズ」にお目にかかれるとは、実は全く予想外であった。“尼僧小路”とでも訳せる脇道ノンネンガッセにあり、界隈にはオシャレなビストロやカフェバーが並ぶ。ニュルンベルクのシンボル的存在である壮麗なゴシック建築の聖ローレンツ教会のすぐそばで、観光にも申し分ないロケーションだ。チェックイン & チェックアウトは近くの「GIDEON Designhotel」で行う。
4階4室のみのホテル。各々の階に単にアパートメントではなく「be:partment」と呼ばれる70m²ものロフト感覚の住空間が広がる。玄関からアパートメントへの階段室を番犬のアートが守ってくれる。予約したのは最上階の「be:partment #4」。3階のドアを開けて更に屋根裏4階への階段を上って行くと、リビングダイニングキッチンへ、ユニークなライトオブジェへと、だんだん視界が開けてくる。階段の壁の開口部から寝室もちらっと覗き見える趣向だ。グレーのスタイリッシュなキッチンは料理して汚したら悪い気もする。その上の壁が写真ギャラリーの様で、カンディダ・ヘーファーや、ボリス・ミハイロフ、トーマス・ルフの写真が並ぶ。キッチンシンクの水栓は高さを変化でき、使わない時は低くしてキッチン全体のジオメトリックなシルエットを妨げない。カララ産大理石の存在感の強いアンジェロ・マンジャロッティがデザインしたテーブルで、街の屋台で見つけたビビンパを持ち帰りにしてもらって食べた。プラスチック容器のビビンパでも、マンジャロッティのテーブルで食べるとすごい御馳走になった。寝室のファニチャーはインダストリアルなタッチで、ベッドはケルンのデザイナー、マーク・ブシェリーのオーダーメイド、ワードローブはアトリエ・ハウスマンのもの。バスルームへのドアノブが私達の自宅と同じジャスパー・モリソンがデザインしたもので嬉しくなった。ルーフテラスからは聖ローレンツ教会の2つの塔も見え、夜も出かけるのがもったいなく、本当はハノーファーに持って帰るお土産に買ったのだが、テラスでそのフランケンワインのボトルをあけることになったのだった。
2018/10/01時点の情報です