リノベーションでは、家の雰囲気やテーマに合わせた水まわりを上手に取り入れることで、
自分らしい水まわりをつくることが可能になります。
新築ではなくリノベーションを選んだ理由、
こだわってセレクトした水まわりの使い心地など、
今回より2回にわたり、M様ファミリーにその秘訣をうかがいました。
~リノベーションを選んだきっかけ~
新築マンションの購入ではなく、リノベーションを選んだきっかけは?
(ご主人)
結婚当時は賃貸マンションに暮らしていたのですが、2年前に子どもが出来たことで手狭になり、もっと広いマンションに引っ越そうと考えました。
最初から新築ではなくリノベーションでと考えていた理由は、そもそも希望の場所や価格面で納得のいく物件を探すのは困難な点と、もうひとつはかつてオーストラリアで生活していた時期があり、海外ではリノベーションで自分たちの家をつくりあげていくことが一般的という認識があった点が大きいと思います。
リノベーションの際に具体的なプランやイメージなどはありましたか?
(奥様)
はい。まずはリビングとダイニング、キッチンをひとつの空間と考え、できる限り広いスペースを確保することが一番の希望でした。
キッチンや洗面室はオープンスペースにし、家事をしながら家族と過ごせるような空間にしたいなと思っていました。
オープンにすると器具が目立つので、キッチン水栓や洗面ボウルのデザインには気を配りました。
(ご主人)
リビングはより開放感を出したかったので、天井を外し排気ダクトも剥き出しにすることでさらに空間にゆとりが生まれるよう工夫をしてもらいました。
反面、無垢材のような風合いを持つダークブラウンのフローリングや、木目の美しさが際立つ愛用の家具を配し、部屋に温かみをプラスしています。
木の風合いを生かしたナチュラルな雰囲気に、水まわりや家電、照明などで硬質な素材をミックスさせ、甘すぎない空間を意識したデザインをお願いしました。
キッチンの水栓や洗面台などは奥様が一目惚れしたアイテムとのことですが?
(奥様)
はい。今回リノベーションを担当していただいた設計者の方からセラトレーディングさんのショールームを紹介され見に行った際に、その場でまさに一目惚れしてしまって(笑)。
キッチンの水栓は、スイスの「KWC」というメーカーのものですがとてもシンプルでスタイリッシュなデザインが印象的で・・・。この水栓をベースにキッチンデザインを考えていただきました。
この水栓はハンドル部分がとにかく細くて華奢なイメージですが、とても丈夫で使いやすい点も気に入っています。
それと洗面台はドイツの「DURAVIT」のもので、クラシカルで上品なイメージに惹かれこちらも即決してしまいました(笑)。洗面室のタイルの壁や楕円形のミラーなどはすべてこの洗面台を活かすようにデザインしていただき、結果とても素敵な空間が生まれたんです。・・・・第2回へ続く。
硬質な印象のキッチン水栓はステンレス製ONOシリーズ。
洗面はクラシカルながら甘さを抑えた空間。洗面は1930シリーズをご採用。
事例プロフィール
家族構成:夫妻、 子供1人
場所:東京都
広さ:約85㎡、2LDK
築年数:21年
設計・施工:株式会社 クラフト
次回は、一目惚れで選んだ水まわり商品の使い心地に迫ります。
どうぞお楽しみに!