セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。
ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ
一級建築士事務所 株式会社 観光企画設計社
2009/09/30
世界でもトップクラスのパウダースノーゲレンデを持つニセコスキーエリア。
そのスキーエリアを擁するニセコ積丹小樽海岸国定公園内に1985年開業したホテルを改装し、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」は、2007年にオープンした。
今回の改装工事は開業以来の大規模なもので、20年前の内装を現代的な内装に変更することが大きなテーマであった。
その中で内装のデザインコンセプトに挙がったのが「Scandinavian Chic」。
冬の夜が長い北欧・スカンジナビアでは、多くの時間を室内で過ごしても苦にならないよう配慮され、空間が非常に洗練されたものとなっている。
北海道と共通したファクターを持つこともあり、機能美、永く愛される質の高いデザイン - 北欧デザインの大きな特徴であるそれらに、インプレッシブな要素を加えたものをホテルのデザインコンセプトとした。
ただ温かみを感じさせるだけではなく、力強さを調和させた、落ち着いた大人のリゾートである。
リフォーム
ホテル
洗面
浴室
トイレ
エレガンス
その他
長野市 TYM(ヘアサロン)
no.555一級建築士事務所
2009/08/31
近隣は未計画の土地が並んでいる商業地域。将来的には高層の建築が立ち並ぶ事が想定でき、前面道路も32m幅員の賑やかな道路が予定されているこの場所で、ヘアサロン付きの住宅を計画することとなった。まず、周囲の環境条件から素直にガードし(4方の壁で囲う)、外部の喧噪から内部を守ることとした。次に、居住空間を豊かにする為、上層階(住宅部分)である3・4階まで深く入り込む大きなヴォイドを設け、採光・通風を確保した。 4方には、遠くに見える山並みを切り取り、採光を促すスリット窓を合理的に設けている。内部の間仕切り壁を腰までの高さとしているが、内部からはどの位置からでもスリットを通して切り取った景色が見渡せる計画とした。必然的に店舗部分も閉鎖的ファサードなっているが、オーナーがターゲットとするミドル層確保という意味で、「この時間を大切に包みこむ」というブランディング形成ともなっている。本計画では、住宅としての快適性と店舗としてのブランディング形成を偏ることなく形態とすることを目標とし、また将来的な周辺の環境変化に対し、埋没することなく耐えきれる建築であることを目的としている。
新築
戸建
商業施設
洗面
浴室
キッチン
アーバン
板橋区 桜川の家
伊佐ホームズ株式会社
2009/08/30
素敵な家が欲しい…。それが終始一貫したお施主様からの要望だった。与えられた敷地は防火地域のため、木造では延べ床面積100m²まで、高さは7m以上という制限があり、背の高い隣家が迫って建っている環境だった。その環境下で、外部からの視線をかわしつつ、日々の暮らしの中で光の移ろいが様々に楽しめる空間を目指し設計を行った。外観は箱を組み合わせたようなデザインで陰影を、内部は効果的にガラスを使うことで空間の繋がりを出し、100m²に感じない広がりを表現。モダンな外観でありながら、離れ風の和室、クリーンでリッチな水まわり、明るく広がりのあるLDK、ポップな子供部屋といった要素を、ひとつの建物として違和感無く感じられるよう、様々な‘白色’とプラス1色で表現した。竣工後、アパレル出身のお目が高いお施主様も「想像以上の出来栄え」と、素敵な笑顔を見せていただけた。
新築
戸建
キッチン
トイレ
シンプル
豊島区 S Project
有限会社 デザインオフィスオポジッション
2009/07/31
JR大塚駅徒歩10分、商店街を抜け、ひとつ中の通りに面した3階建S造の改装プロジェクト。1階2階は賃貸アパート、3階はペントハウスとしてご夫妻の居住空間を全面リフォーム。建物本体と3階スペース内装は比較的新しいが、クライアントの今のライフスタイルに合わず、改装に踏み切ることになった。リフォーム前の間取りは、部屋が細かく区切られ、広がりを感じられない窮屈な間取りであった。
常にリフォームの計画において共通した課題として挙げられる点は、下記の3点。
限られた空間の中で如何に広がり(予感)を演出できるか
窓の位置の変更が難しい為、どのように光を空間全体に廻り込ませるか
生活動線の簡素化、収納スペースの確保
このプロジェクトにおいても、同じ課題が挙げられた。
解決策として、既存3階の部分を可能な限りオープンにし、一体的な生活の場として開放できる方法を考えることから、このプロジェクトが始まった。最終的に落ち着いたのは、3つのガラスの箱をフロアーに点在させることだった。既存の平面の形に箱を必要に応じて配置し、箱と箱の間に生活の空間が生まれ、閉じたり/開いたりすることにより、実際よりも更に奥行きを感じられる生活空間を作り上げた。3つのガラスの箱はトイレ・キッチン・洗面浴室の水回りをただ単純に外壁へ寄せるだけでなく、室内側に点在させることで、広がり・光・動線を同時に解決する手立てとなる。生活機能を内包した箱は、その周辺に出来る余白の空間を住まい手に開放してくれる玉手箱である。
ガラスの素材は多様な可能性を秘め、透明、半透明、不透明の表情の違いがある。半透明でもどの程度の半透明さを表現するかは、フィルムの使用により繊細な壁面仕上の表現が可能となる。ガラスも平板だけでなく、溝型ガラス+平板ガラス、溝型ガラス+複合板、木壁+平板ガラスというように、構成要素を複数にすることで様々なインテリアのテクスチャー表現が可能となった。
ガラスの壁を住宅規模でこれだけ使用した例は殆ど無いと思われる。ガラスは扱いにくく危険な素材などと一般的に思われがちだが、透過性、壁厚、音、熱、などの問題点の解決方法の手がかりとして、外部のみならず内部使用の可能性を多く秘めている素材であるという思いを、このプロジェクトを通じて強くした。同時に、このガラスの提案を快く受け入れて頂いた、クライアントの前向きな姿勢があった上でのプロジェクトだったことを痛感する。
リフォーム
マンション
洗面
浴室
キッチン
シンプル
江東区 ブリリアマーレ有明
東京建物株式会社
2009/06/30
ホテルが持つラグジュアリーと、日常の暮らしが持つスタンダード。
ブリリアマーレ有明は、ふたつの魅力を持つマンションだ。
異なる2者を結びつけるのは、最上階である33階に用意された「THE33」。
バー・プール・スパの他、ホテルのスイートルームのようなオーナーズスイートまでをも擁した「THE33」は、このマンションに住む全ての人が使用でき、ホテルで味わう高揚感やラグジュアリー感を日常で感じることができる空間になっている。
「ホテルライク」な暮らしではなく、「ホテルそのもの」の魅力を持つ暮らしを提案したこのフロアは、世界のホテルを手がけるスーパーポテトがデザインを担当した。
32階のプレミアム住戸は、輝くばかりの白で構成された邸宅である。
あふれる光を独り占めできる眺望、開放感あふれる高い天井、そして数々の贅沢な設備。圧倒的な存在感を放つそれらは、最上級の部屋にふさわしい空間を作り上げている。
新築
マンション
洗面
キッチン
トイレ
エレガンス
その他
加東市 若ヶ谷の家
川添デザイン事務所
2009/04/01
兵庫県播磨地方にある町の中心市街地に位置し、もとは製材所の原木置き場として利用されていた土地である。敷地の4面のうち2面は道路、1面は用水路を隔てた隣地に接している為、直接の隣地は西面のみである。それぞれ銀行、郵便局、住宅、集合住宅が建ち、2~3階建ての低層の建物に囲まれている。夫婦2人のための家であり、仕事のアトリエを有している。元々この敷地が開けた場所であった為、道路の交差する角は、以前の見通しを確保できるようオープンスペースとしている。南側の塀は敷地境界線からセットバックし白樫の生垣とするなど、敷地のボーダーラインに中間領域を設け、一般に開放している。敷地周辺は銀行、郵便局への人が多く日中は比較的賑やかな環境である。住宅としてのプライバシーを如何に保ち、かつアトリエのパブリシティーを展開できるかが検討された。建物には敷地の南北の境界まで伸びるRCの壁が貫通している。この壁を境にアトリエのゾーンと住居のゾーンに分れ、それぞれの空間を保っている。外部空間は更に数枚のRC壁によって分割され、内部から連続する空間の一部として設定している。幾つかに分割された空間を、平屋の薄い屋根が覆うような形をイメージした。薄い屋根は、南北面を広く、東西面を狭くし、四周に回る庇の深さを1.1mとしている。夏季の直射をさけ、室内に庇の陰を落とす。日本の風土の特性を生かした計画とした。 使用している材料は、木、石、珪藻土など素材に近い無垢の材料を極力用いている。時間の経過とともに、素材の緩やかな変化を楽しむ家を考えた。
新築
戸建
洗面
洗面
キッチン
アーバン
和モダン
加古川市 SUITE HOUSE K邸
TBJインテリアデザイン事務所
2009/02/16
人と楽しめる空間をコンセプトにしたリノベーション。耐震改修の上で、全体を”ひとつながり”のSUITE空間としている。これは、たくさんの友人や客人の訪れる機会が多いクライアントの強い要望であった。”ひとつながり”の空間の中で変化を設ける為、既存屋根が低かった洋間は地下まで掘り下げ半地下とし、リビングに設けられたイタリア製薪ストーブで空間に暖かさとゆとりをもたらした。 密集した住宅地という条件の中、大開口の窓で外との異空間を表現する為、バックヤードにウォールを設け内部からの開放感を最大限に演出した。バスルームでは、入口にiPodを差して天井スピーカーから流れ出るサウンドで癒しの空間を楽しみ、トイレフロアーを幻想的な光床仕様としている。たとえバスルームというスペースであっても客人が楽しむということにこだわった。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
トイレ
アーバン
ホテル四季の蔵 別邸COCORO
きみづかアーキテクツ/一級建築士事務所
2009/01/05
地方では老朽化や廃墟化によって解体される古民家が後を絶たない。そのような世の中から見捨てられていくものに付加価値を与え、普通の新築でつくるよりもずっと魅力的な建物に蘇らせる——これは非常に爽快な試みである。
老朽化による解体の際、広大な里山の土地に移築されることとなった古民家。重要文化財でなくとも、その伝統工法による軸組が持つ、現代の在来工法にはない魅力。クライアントの要望は、その古民家の軸組を用いて、都会の喧騒から逃れ、非日常的なひと時が過ごせる、年配者の隠れ家的な宿泊施設をつくりたいというものだった。
所謂”古民家再生調”でもなければ、消費速度の速い現代デザインに偏り過ぎるのでもない方法で非日常性をどうつくるか。
まず、既存の軸組を森や洞窟のような自然環境に見立て、その中から特徴的なエリアを見出しては固有の性格と機能を与えた。そんな、子供の頃につくった秘密基地のような感覚で計画されたどこかなつかしいプランに対して、既存の軸組と対比的でありながらも相互補完的である新しい造作要素を加えていく。こうして、今と昔が程よくブレンドされた、過去の延長上にある”今”が感じられる空間がデザインされた。さらに、実際に訪れた人だけが堪能できるよう、手触りや足触りを意識した仕上げや材料、ディテールの使い分けを随所にほどこし、”ここ”が体感できる空間づくりも配慮されている。
こうして名もなき古民家は1棟貸しの個性的なホテルとして蘇ったが、”今”と”ここ”を感じる空間が非日常性というテーマに対する回答となったのは、とても現代的であり興味深いと思っている。
リフォーム
ホテル
洗面
浴室
トイレ
ナチュラル
その他
世田谷区/目黒区 アムスタルスイート等々力/八雲
株式会社アムスタイル
2008/10/01
一邸だけという贅沢。スイートに住むということ。「アムスタイルスイート」は、今回ご紹介する等々力・八雲というような東京の城南地区を中心に街並みを厳選し、その地だからこそ味わえるプレミアム感を徹底して追求した住宅である。あくまでもオーソドックスに「住む」ことを考えて構築した「家」。RC造、本漆喰、天然石、無垢材、特注家具、必要十分な設備機器…決して華美にならず、程良いストイックさを漂わせ、淡々と本物の素材が生み出す質感を追い求めている。この2つの邸宅は、いずれもその地にたった一邸だけを丁寧に仕上げて生まれた、そこに住む人だけに与えられる上質な住環境の提案である。
新築
戸建
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その他
品川区 KRE_house
no.555一級建築士事務所
2008/10/01
この家のLDKに入ると、まず車と高木の存在に驚かされるだろう。リビングに愛車と高木を置くことは、この物件におけるクライアントの強い要望であった。家の中にふつうあるはずのない車と高木――住宅という小規模の建物の内部に、それらの要素が介入する中で、どれだけ充分な平面を確保できるかが、この物件を設計するうえでの大きなポイントとなった。そのために、その他の部屋をLDK上部にそれぞれ浮遊させることで、LDKフロアを広く確保することができた。各浮遊する部屋の平面的な位置や高さの設定には、特に細かく配慮した。こうして部屋が浮遊する中で、LDKに愛車・高木を存在させながら、余裕を持ったくつろげる空間が確保された家ができ上がった。
新築
戸建
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キッチン
アーバン
福岡市 THE LUIGANS
A.N.D.
2008/10/01
「THE LUIGANS」は、約20年ほど続いた「ホテル海の中道」を改装して生まれた。
博多湾を望む恵まれた立地を生かし、開放感あるプールサイド、広大なガーデン・オーシャンビューのレストラン・ラウンジなど、福岡市内からそう遠くないロケーションでありながらも、リゾート感を満喫できるホテルとなっている。
今回ホテル棟1階・7階・8階のリニューアルに際し、ホテルから要望されたテーマは「メキシコ」。その空気感を表現するため、実際にクライアントと共にメキシコへ出かけ、そのデザインイメージを共有した。また、豊かな周辺環境を生かした設計はもちろんのこと、非日常を味わうことができるプライベートリゾートとしての空間を提供することも強く求められた。
施設全体に見られる大胆な色使いは海や青空ととけ合い、その自然を非日常的に体験できる。さらに、ラウンジにたたずんだり客室でくつろぐそのそばには、現地調達したアートワークなど、繊細でこだわりある素材やディテールが垣間見られ、ぬかりなく「メキシコ」の雰囲気をデザインしている。
リフォーム
ホテル
洗面
浴室
アーバン
その他
ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅(第2回)
株式会社スタジオ・エム
2008/09/01
「エグゼクティブハウス 禅」は、外国人ビジネスエグゼクティブやレジャー目的の富裕層をターゲットに、ホテルニューオータニ本館11・12階をリニューアルして生まれた全87室のいわゆる「ホテル・イン・ホテル」である。
日本人が考える本物のラグジュアリー=”禅”をコンセプトに、室内のデザインは、日本人にとって馴染みの深い炭、麻、和紙、竹などの自然素材や、伝統色を使用。インテリアには日本各地からデザインに合わせて選び抜かれた陶器、江戸切子、墨アートなどが随所に配置されている。
また、環境にも配慮した全面ガラス「フルハイトウインドウ」の向こうには日本庭園、東宮御所の緑や花々を見渡すことができ、モダンにコーディネートされたその客室は、外国人にはスタイリッシュで落ち着きのある和の印象を与え、日本人には「侘び・寂び」が感じられる本物の贅沢な空間となっている。
自然に身を委ねることによって得られる開放感や安心感 —— 人と自然が一体化して初めて感じる境地、”禅”の心地よさを五感で感じられる場所である。
■「ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅」は、2回に分けてのご紹介です。第2回の今回は、最高級の「ガーデンスイート夢窓庵」と、「エグゼクティブハウス 禅」宿泊者専用ラウンジです。
第1回「ガーデンスイート」「ジュニアスイート」は、こちら
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